同志社大学体育会航空部 活動日誌

同志社航空部の活動報告を公開中!

ワイケリー4日目(2012.1.2)

2012年01月02日 | Weblog

こんばんは、前田です。

本日も高気圧の後面で、予想最高気温42℃となっていました。朝から高層雲が少しあるものの日差しが強く、熱風が吹いていました。昨日と同様にレイト・スタートなり、12時過ぎに各機がラインナップ。そのころから西側エリアに積雲ができ始め、12時30分頃から曳航が始まりました。私たちは積雲の状況を見ながら、START:Waikerie~TP1:Burra(北西 約115km)~TP2:Swan Reach(南西 約60km)~TP3:Loxton(南東 約70km)~GOAL:Waikerieというコースでスタートしました。(OLCでは360kmとなっています。)
離脱後すぐに+5m/s以上のサーマルで瞬く間に高度を上げ、積雲の連なる西側エリアを目指しました。そのときで雲底高度は13,000ft(約4,000m)ほどあり、Burraの方向とクラウドストリートの方向を考えて一番良いと思われるコースを選択して北上していきました。Burraをクリアして南のSwanReachに向かう頃から、西側から高層雲がかかり始めたため、西側の積雲からどんどん崩れていく様子がわかりました。まだある積雲を伝ってSwanReachをクリアし、状況のよい東側のLoxtonを目指します。こちらはまだ形の良い積雲が残っていましたが、Loxtonに着くころにはワイケリー付近の積雲も衰退し始めていたため、それ以上は東へ進まずに帰ることにしました。
ワイケリーに来て初めての積雲コンディションで、雲の選び方、飛び方を中村さんからレクチャーしていただきました。3時間以上のフライトでは、気象の変化を意識することも大事です。このフライトでは、高層雲の侵入による積雲の衰退を気にしながらのフライトでした。コンディションの変化は目で見るように分かりましたが、それを予想し、一歩先の判断をすることはまだ難しいと痛感しました。
夕方になってから、気圧の谷(トラフ)が通過しており、現地時間20時30分(まだ明るいですが・・)の時点で風速20m/sくらいの風が吹き荒れています。明日以降はトラフの通過によって南側の冷たい空気が入るため、気温も下がってくる予報で、サーマルの条件としては悪くなります。今日の条件が一番良かったと思いますが、明日以降も天気を見ながらフライトできたらと思います。
フライトをOLCにアップしていますので、興味ある方はご覧ください。


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