同志社大学体育会航空部 活動日誌

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ワイケリー7日目(2012.1.5)

2012年01月05日 | Weblog
前田です。
早いものでフライトは1月5日、6日の2日間を残すのみとなりました。昨日は初めて1人で160kmを飛び、もっと距離を伸ばしたいところではありますが、昨日とほぼ同じ渋めのサーマルコンディションということで5年前の忘れ物を取りに行ってきました。というのも、3回生の時にナロマインで銀章課目(距離飛行50km・5時間滞空・獲得高度1,000m)のうち、5時間滞空と獲得高度はクリアし、フライト最終日に50km(直線50kmがマストなので、飛行場に帰ってくると往復で100km飛ぶことになります。)にチャレンジして無事飛行したものの、旋回点でカメラが動かず、認定されないまま早5年が過ぎていました。それを教訓に、以降の競技フライトではセクター外しなどのカメラミスを一切したことがないというのが私のひそかな自慢ではありますが、50km距離飛行を持っていないというのは私の中では常に引っかかっていることでした。
まずは銀章だけでも取りたいというのがこの遠征目的の一つでしたので、中村さんには申し訳ないですがASW20を使わせていただき、チェックフライトをしていただいたマークさんに公式立会人を依頼し、今回はカメラではなく公式ロガーをセットして準備を整えました。旋回点はワイケリーから南東56kmにある「Loxton Wheat Bunker」にセットし、12時過ぎに離陸。その時点では昨日と同様に南風が強く、+2~3m/s程度のサーマルはあるもののトップは4,000ftほどで、私が前に進むにはちょっと勇気がいる状況でした。サーマルのトリガーとなりそうな点在する農家を伝いながら前進。低くなるとサーマルも掴みにくくなるので3,000ftを切らないようにフライトしていきます。なかなか前に進めず苦労していましたが、14時頃にサーマル上限が5,000ftを超えるようになってきました。サーマル上限が変わると一気に気分も楽になり、後は悠々と旋回点を通過して飛行場へ帰ってきました。帰りはグライドのL/Dを伸ばそうと努力したのですが、沈下で不安になり、何度か余計なサーマル旋回をしてしまったことを反省しています。私が着陸したころに、中村さんの乗ったDuoDiscusが同じコースを飛んでゴールしました。中村さんは30分以上遅く離陸したはずですので、私と中村さんのレベル差が如実に出てしまいました。その後はASW20に中村さんが乗り再び離陸、18時過ぎまで飛ばれていました。私は機体保険の関係上、DuoDiscusのソロでの搭乗はできないため、50km往復のみでその日のフライトは終了しました。クロスカントリーをほとんどしたことがなかった私ですが、この条件でこの距離を一人で飛ぶことは慣れてきた気がします。しかしながら、本日はクラブの方は300kmほどのタスクで競技をしているので、私のレベルはかなり下だなと思い知らされます。
とりあえず距離飛行は達成したと思われますが、認定していただくはずのマークさんが途中で帰られてしまったため、明日の午前中にロガーの中身をチャックしていただくことになりました。ロガーの設定ミスなどがなければ大丈夫かと思いますが・・ちょっと不安です。
夜になって冷たい南風がまた強くなってきました。半袖では肌寒い風が15m/s以上で吹き抜けています。気温の差には驚くばかりです。今までのフライトをまとめながら、明日に備えたいと思います。
このフライトのOLCへのアップは、明日以降となる予定です。
※今回は50㎞飛んだ後、パイロットチェンジのために着陸しましたが、本来はゴール後に着陸する必要はないのでそのまま飛び続けてもOKです。

コメント (1)
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