Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

色絵 ねじ花文 深皿

2021年05月31日 13時02分03秒 | 古伊万里

 今回は、「色絵 ねじ花文 深皿」の紹介です。

 先日(令和3年(2021)4月24日)、「色絵 ねじ花文 小皿」を紹介しましたが、この「色絵 ねじ花文 深皿」は、その文様とよく似ています。

 先日紹介しました「色絵 ねじ花文 小皿」は、平成6年に(今から27年前に)、地元の馴染みの骨董屋から買ってきたものですが、この深皿は、その3年後に、やはり、その同じ骨董屋から買ってきたものです。

 写真で見比べて見ていただけると分かるかと思いますが、この深皿に比べ、「色絵 ねじ花文 小皿」のほうは、口縁に鉄錆が塗ってあるために、皿全体の画面がギュッと引き締まって見えます。また、呉須で描かれた二筋のねじ花状の文様も、濃淡が強く、ピーンと緊張感が漂い、力強さを感じます。

 「色絵 ねじ花文 小皿」とこの「色絵 ねじ花文 深皿」とを並べて見てみますと、「色絵 ねじ花文 小皿」に比べ、この「色絵 ねじ花文 深皿」のほうは、デレッとして間の抜けたような印象さえ、見る者に与えてしまいます。

 恐らく、この「色絵 ねじ花文 深皿」は、後世になって「色絵 ねじ花文 小皿」を写したものではないかと思われます。

 「色絵 ねじ花文 小皿」とこの「色絵 ねじ花文 深皿」との関係では、「色絵 ねじ花文 小皿」のほうがオリジナルと言えるではないでしょうか。オリジナルには力強さや勢いを感じますね。

 

 

表面

 

 

側面

 

 

底面

 

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代後期

サ イ  ズ: 口径;15.8cm  高さ;4.5cm  底径;9.5cm