今回は、「色絵 ねじ花文 深皿」の紹介です。
先日(令和3年(2021)4月24日)、「色絵 ねじ花文 小皿」を紹介しましたが、この「色絵 ねじ花文 深皿」は、その文様とよく似ています。
先日紹介しました「色絵 ねじ花文 小皿」は、平成6年に(今から27年前に)、地元の馴染みの骨董屋から買ってきたものですが、この深皿は、その3年後に、やはり、その同じ骨董屋から買ってきたものです。
写真で見比べて見ていただけると分かるかと思いますが、この深皿に比べ、「色絵 ねじ花文 小皿」のほうは、口縁に鉄錆が塗ってあるために、皿全体の画面がギュッと引き締まって見えます。また、呉須で描かれた二筋のねじ花状の文様も、濃淡が強く、ピーンと緊張感が漂い、力強さを感じます。
「色絵 ねじ花文 小皿」とこの「色絵 ねじ花文 深皿」とを並べて見てみますと、「色絵 ねじ花文 小皿」に比べ、この「色絵 ねじ花文 深皿」のほうは、デレッとして間の抜けたような印象さえ、見る者に与えてしまいます。
恐らく、この「色絵 ねじ花文 深皿」は、後世になって「色絵 ねじ花文 小皿」を写したものではないかと思われます。
「色絵 ねじ花文 小皿」とこの「色絵 ねじ花文 深皿」との関係では、「色絵 ねじ花文 小皿」のほうがオリジナルと言えるではないでしょうか。オリジナルには力強さや勢いを感じますね。
表面
側面
底面
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代後期
サ イ ズ: 口径;15.8cm 高さ;4.5cm 底径;9.5cm