終日議員活動で多忙でした

2010-10-06 00:55:24 | 議会活動
10月5日は終日スケジュールがいっぱいでした。午前中は議会改革委員会がありました。11月には議会の役員改選があり議長も代わります。議会改革委員会は議長の諮問にもとづいて活動してきたため、ここで一応のとりまとめをすることになりました。

この日の議論は以前からの議論に引き続き常任委員会のあり方でした。現在東御市には3つの委員会があります。それぞれの委員会は6名によって構成されており、委員長は採決に加わらないため3対2でものごとが決します。これに対してたった3人で重要案件を決していいのかと意見が出されました。こうした事態を回避するために2委員会制とし委員の数を9名とし、賛否同数の場合委員長が判断できる余地を残すべきではないかというのです。これには慎重意見があり次の委員の方に先送りすることになりました。

私はこの議論にはあまり賛同できません。これまで委員会で議論が伯仲し、3対2で決することが相次ぎ議論に支障をきたしているという状況ではないからです。問題は採決までの中でどのような議論が積み重ねられてきたのかということです。3対2ならダメで4対3ならいいのか、必ず委員の数を奇数すればいいのか(可否同数の場合委員長決済が可能)という手続き上の問題に矮小化してはならないと思うのです。仮に委員会構成の中で少数意見が採択されることがあったとしても、最終的には本会議で決しますから多数決原理は担保されています。

委員会はそれぞれ専門性を持って審査を行なっています。委員会の数を削減するということは担当分野が広がることになり、専門性の追求という視点からは決して好ましいことではありません。現に私の所属している社会福祉委員会は委員会審議も3日間目いっぱい使って行なっており、守備範囲がこれ以上広がることは問題だと感じています。

午後は全員協議会が開かれ2つのことが決しました。一つ目は一般質問のやり方をこれまでの一括質問一括答弁方式に加え、一問一答方式もできるようにしたことです。質問を通告する際いずれか選択することになります。これで市民に分かりやすい議論ができればと思います。

二つ目は議会運営委員会の構成をこれまでのドント方式を改め全ての会派が参加できるようにし、会派に加わっていない議員も傍聴できるように開催通知を出すことが決まりました。これまで2人会派は公明党、共産党、「のぞみの会」と3つあり、くじ引きではずれた「のぞみの会」は議会運営委員会には加わることはできませんでした。一人会派の蓮見議員は始めから除外されていました。これで全会派が参加できることになりました。

議会改革はなかなか一朝一夕には進みません。遅々とした歩みであってもひとつずつ確実に進めて行きたいと思います。

その後10月23日に開かれる議会報告会の段取りについて話し合われました。東御市では始めての試みです。午後1時半から中央公民館の講堂で行なわれます。議会活動を紹介するDVDの視聴、各委員会報告、質疑応答と続きます。ぜひ多くの市民の皆さんが参加されることを願っています。

午後3時からは隣接する小諸市・立科町の議員さんとの研修会でした。最初にそれぞれの首長さんからお話しをお伺いし、その後懇親会を行ないました。こうした交流会は上田市さんや小県郡の議員さん、群馬県の嬬恋村の議員さんとも行なっています。行政は自分のところだけを考えてもうまく行きません。まわりの市町村との連携も重要です。

多忙な一日でした。

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