来月の11月9日で議員になって3年目に入ります。いよいよ私の任期も折り返し点になります。これまでは新人議員として先輩議員の後ろから歩いて来ましたが、これからは自らの足で立つことが必要です。そんな意味においてこれからの2年間で目指すべき政策課題を掲げ、その実現のために力を尽くして行きたいと思います。
1、協働のまちづくりへの取り組み
私はこれまでの2年間の議員活動の中で、いま求められている政策課題は3つあると思っています。1つ目は「協働のまちづくり」をどう進めるかということです。
地方分権の進展や少子高齢化などの社会の変化に加え、市民の価値観が多様化している中で、平等で公平なサービスを基本としている行政だけでは十分に対応できないケースが出てきています。
このようなことから、「公共」は行政のみが担うべきものという従来の考え方から脱却し、地方自治の精神である「自分たちの地域は自分たちの手でつくる」という理念のもと、誰もが暮らしたいと思えるようなまちづくりに向けて、市民と行政がパートナーとして協力し合うことが一層重要になってきています。これを「協働のまちづくり」と呼んでいます。
すなわち「協働のまちづくり」とは、市民と行政がお互いにの理解と信頼のもと、目的を共有し、連携 ・協力して地域の問題解決を目指すことです。そのためには市民への情報提供と市民参加が欠かせません。さらに市民と行政とがどのように協働のまちづくりを進めるか、そのためのルールづくりも必要です。このルールのことを「まちづくり基本条例」とか「自治基本条例」などと呼んでいます。
振り返ってみて東御市においてはどうでしょうか。舞台が丘整備計画をめぐって私たちは様々な経験を積み重ねてきました。昨年は基本構想を固める段階で数度にわたる市民説明会を開催し、市民の意見を聞いてきました。この夏からは図書館と中央公民館について市民講座を開催し、設計段階における市民参加を実現してきています。
しかしその一方で問題も起きています。御牧原保育園の存続や田中保育園の新園舎建設場所選定をめぐり住民運動が起きています。御牧の湯建替えでは地域の住民への十分な説明がないという声も聞かれます。
これは新しい施設建設に当たり、住民への情報提供をどう進めるのか、住民との合意をどのように取り付けるのかについて担当者によって認識に差があり、明確なルールが存在しないからです。こうしたルールは一朝一夕にでくるものではありませんし、また行政から押し付けるものでもありません。まさに「市民との協働」によって生み出されるものと思っています。
佐久市ではその一つの試みとして11月に政策決定の合意取り付けの一つの手段として「住民投票」を実施します。重要なことを住民自身が投票によって決するというのは「共同のまちづくり」の究極の形ではないかと思います。東御市においても検討すべきだと思います。
2、行政改革への取り組み
2つ目は行政改革の推進ということです。今後税収がさらに落ち込むことが懸念されます。一方では社会福祉関係の予算は引き続き大きな伸びが予想されます。市庁舎や保育園など公共施設建設に係わる借金の償還金、公債費も引き続き高い水準をキープすることと思います。
こうした中でどうしても現在の業務を見直し、ムダな仕事、優先順位の低い仕事、行政がやらなくてもいい仕事など行政改革を進めることが必要です。市ではすでに計画をたて実施していると思いますが、さらにそれを見直し市民の目線で再分類することが求められています。
そうした取り組みのひとつが「事業仕分け」であると思います。政府でも昨年から取り組んでいますし、阿部知事も長野県の「事業仕分け」を行なうことを明言しています。行政は一度事業の道筋が付けられると、その後まわりの環境がどのように変化しようとその事業は敷かれたレールの上を進んで行きます。ひとつ一つの事業を再度テーブルの上に載せ、市民が見ている場でその必要性や代替性にまで踏み込んで議論することが必要だと思います。
3、開かれた議会への取り組み
3つ目は開かれた議会をつくることです。この10月に東御市初の議会報告会が行なわれ来年の3月議会からは一般質問に一問一答方式が導入されます。議会改革はまず一歩を踏み出しましたがまだまだこれからです。
これまで市民の皆さんから「議会や議員が何をやっているか見えない」という声を耳にします。議会報告会は「見える議会」にするための第一歩だと思います。しかし政務調査費の執行状況や行政視察報告の公表などやるべきことはまだまだ残っています。
次に必要なことは「議論する議会」です。市民の目から見ると一人ひとりの議員が議会でどのような議論を戦わせているのか見えません。これまでのような一括質問一括答弁方式ではお互いに原稿を読みあっているというふうに見えます。一問一答方式によりより突っ込んだ論戦が期待されています。
しかし議会改革はまだ緒についたばかりです。まわりの上田市や小諸市などと比較して東御市の場合改革へのスピードは決して速いとは言えません。やるべき課題は山積しています。市民からの信頼をえるためにも徹底した議会改革が必要だと思います。開かれた議会への取り組みでは、私は最終的には議会基本条例に集大成すべきだと思っています。
私はこれからの2年間をかけてこの3つの課題を実現するための取り組んで行きたいと思っています。市民の皆さんからのご意見をお待ちしています。
1、協働のまちづくりへの取り組み
私はこれまでの2年間の議員活動の中で、いま求められている政策課題は3つあると思っています。1つ目は「協働のまちづくり」をどう進めるかということです。
地方分権の進展や少子高齢化などの社会の変化に加え、市民の価値観が多様化している中で、平等で公平なサービスを基本としている行政だけでは十分に対応できないケースが出てきています。
このようなことから、「公共」は行政のみが担うべきものという従来の考え方から脱却し、地方自治の精神である「自分たちの地域は自分たちの手でつくる」という理念のもと、誰もが暮らしたいと思えるようなまちづくりに向けて、市民と行政がパートナーとして協力し合うことが一層重要になってきています。これを「協働のまちづくり」と呼んでいます。
すなわち「協働のまちづくり」とは、市民と行政がお互いにの理解と信頼のもと、目的を共有し、連携 ・協力して地域の問題解決を目指すことです。そのためには市民への情報提供と市民参加が欠かせません。さらに市民と行政とがどのように協働のまちづくりを進めるか、そのためのルールづくりも必要です。このルールのことを「まちづくり基本条例」とか「自治基本条例」などと呼んでいます。
振り返ってみて東御市においてはどうでしょうか。舞台が丘整備計画をめぐって私たちは様々な経験を積み重ねてきました。昨年は基本構想を固める段階で数度にわたる市民説明会を開催し、市民の意見を聞いてきました。この夏からは図書館と中央公民館について市民講座を開催し、設計段階における市民参加を実現してきています。
しかしその一方で問題も起きています。御牧原保育園の存続や田中保育園の新園舎建設場所選定をめぐり住民運動が起きています。御牧の湯建替えでは地域の住民への十分な説明がないという声も聞かれます。
これは新しい施設建設に当たり、住民への情報提供をどう進めるのか、住民との合意をどのように取り付けるのかについて担当者によって認識に差があり、明確なルールが存在しないからです。こうしたルールは一朝一夕にでくるものではありませんし、また行政から押し付けるものでもありません。まさに「市民との協働」によって生み出されるものと思っています。
佐久市ではその一つの試みとして11月に政策決定の合意取り付けの一つの手段として「住民投票」を実施します。重要なことを住民自身が投票によって決するというのは「共同のまちづくり」の究極の形ではないかと思います。東御市においても検討すべきだと思います。
2、行政改革への取り組み
2つ目は行政改革の推進ということです。今後税収がさらに落ち込むことが懸念されます。一方では社会福祉関係の予算は引き続き大きな伸びが予想されます。市庁舎や保育園など公共施設建設に係わる借金の償還金、公債費も引き続き高い水準をキープすることと思います。
こうした中でどうしても現在の業務を見直し、ムダな仕事、優先順位の低い仕事、行政がやらなくてもいい仕事など行政改革を進めることが必要です。市ではすでに計画をたて実施していると思いますが、さらにそれを見直し市民の目線で再分類することが求められています。
そうした取り組みのひとつが「事業仕分け」であると思います。政府でも昨年から取り組んでいますし、阿部知事も長野県の「事業仕分け」を行なうことを明言しています。行政は一度事業の道筋が付けられると、その後まわりの環境がどのように変化しようとその事業は敷かれたレールの上を進んで行きます。ひとつ一つの事業を再度テーブルの上に載せ、市民が見ている場でその必要性や代替性にまで踏み込んで議論することが必要だと思います。
3、開かれた議会への取り組み
3つ目は開かれた議会をつくることです。この10月に東御市初の議会報告会が行なわれ来年の3月議会からは一般質問に一問一答方式が導入されます。議会改革はまず一歩を踏み出しましたがまだまだこれからです。
これまで市民の皆さんから「議会や議員が何をやっているか見えない」という声を耳にします。議会報告会は「見える議会」にするための第一歩だと思います。しかし政務調査費の執行状況や行政視察報告の公表などやるべきことはまだまだ残っています。
次に必要なことは「議論する議会」です。市民の目から見ると一人ひとりの議員が議会でどのような議論を戦わせているのか見えません。これまでのような一括質問一括答弁方式ではお互いに原稿を読みあっているというふうに見えます。一問一答方式によりより突っ込んだ論戦が期待されています。
しかし議会改革はまだ緒についたばかりです。まわりの上田市や小諸市などと比較して東御市の場合改革へのスピードは決して速いとは言えません。やるべき課題は山積しています。市民からの信頼をえるためにも徹底した議会改革が必要だと思います。開かれた議会への取り組みでは、私は最終的には議会基本条例に集大成すべきだと思っています。
私はこれからの2年間をかけてこの3つの課題を実現するための取り組んで行きたいと思っています。市民の皆さんからのご意見をお待ちしています。