12月議会の一般質問で介護保険料の引き上げ問題も取り上げる予定でいます。そこで新聞記事などから介護保険料引き上げに対する問題点を探ってみたいと思います。
介護保険料増額、高齢者の悩みに(信濃毎日新聞投書欄から)
「介護保険で65才以上の月額保険料が2012年度(2年後)には現在より25%高くなる試算が示された。(中略)家庭を築き、社会に貢献し、さまざまな苦労を乗り越えて、余生を楽しく幸せに暮らしたいと思っても、誰もが健康なままではいられないものである。そんな時、核家族化が進み高齢者世帯も多い現代では、各種施設へ頼るのは当然だ。
そうした施設の整備や在宅介護サービスを行なうために介護保険料が増えてしまうのは理解できる。しかし、高齢化が進む中で、いくら国の介護福祉財源が不足しているといっても、高齢者を社会から切り捨てるようなことがあってはならない。
親から授かった命を大切にして長生きしたい。そう願っても、それが幸せなのか、そうでないのか・・・。高齢者にとって共通する悩みと言っても過言ではない。社会の弱者である高齢者の課題は増えるばかりである。(飯田市 無職80才)」
それで生きていけるだろうか?
12月5日付信濃毎日新聞社会面に「生きていけるのか-介護保険『軽度者』の利用縮小、負担増検討」という記事が乗りました。
「国の社会保障審議会介護保険部会が介護保険制度の2012年度改正に向けてまとめた意見書に、介護の必要度が低い人の利用を減らしたり、負担を増やす方向の意見が盛り込まれた。反対意見も併記されたが、厳しい保険財政を理由に、年明けの通常国会に提出される改正法案に盛り込まれる可能性がある。
介護の必要度が低いと認定されても、生活を介護保険に支えられているお年寄りは多い。県内でも『それで生きていけるだろうか・・・』と不安の声が上がっている。」
東御市における実態を調べてみる必要があると感じています。