12月21日の小諸市議会において全会一致で常設型住民投票制度が成立しました。常設型住民投票とは有資格者の一定数以上の請求で住民投票が行なわれる制度です。佐久市で行なわれた住民投票が総合文化会館建設の住民投票条例を制定してから実施したことに比べ、あらかじめ条例ができているので確実に住民投票が行なわれることになります。
私は以前から住民の意思を伝える最後の手段としての住民投票に着目してきました。しかし合併問題を除いて住民投票が行なわれてのはごく少数にとどまっています。それは案件ごとに住民投票条例を制定しなければならないことが高いハードルとなっていました。多くの場合議会の賛同が得られず断念しています。
こうした中で常設型の住民投票条例が成立したことはまさに画期的です。県内では木曽町に続いて二例目だとか。小諸市の住民投票条例によれば、資格者の四分の一の署名を集めれば議会の議決を経ずに住民投票が実施されます。投票できる市民は定住外国人を含む16歳以上の市民です。
これまで住民投票は議会制民主主義を否定するものだとの誤解がありました。議会が民意を代表しているのであるから住民投票はそぐわないというものです。しかし佐久市の総合文化会館の住民投票では議会の建設促進に対し、市民はダブルスコアで建設反対の明確な意思を示しました。民意にねじれが生じていたのです。こうした経験を踏まえ住民投票は議会制民主主義を補完する重要な制度であることが理解されてきたように思います。
信濃毎日新聞は下記のように報じています。
「『芹沢勤市長は二元代表制を担う市と議会が政策の実現に努力するのが基本』とした上で、『市と議会の意見が対立した場合、民意を問う方法だ』と説明。WG(ワーキンググループ)に参加した市議の一人も『市民協働の最終手段として制度を用意しておくことが重要だ』とする。」
かつて住民投票は実質的に反対運動の手段として使われてきた経緯があります。しかし住民投票は数々の経験を積み重ねてくる中で、市民自身が責任を持ってまちづくりに携わる住民自治の仕組みにまで昇華されてきました。隔世の感があります。
12月議会における協働のまちづくりをどう進めるのかという私の質問に対し、市長は組織や制度など具体的検討を始めると回答されました。住民投票条例もぜひ検討課題に入れていただきたいと思います。
私は以前から住民の意思を伝える最後の手段としての住民投票に着目してきました。しかし合併問題を除いて住民投票が行なわれてのはごく少数にとどまっています。それは案件ごとに住民投票条例を制定しなければならないことが高いハードルとなっていました。多くの場合議会の賛同が得られず断念しています。
こうした中で常設型の住民投票条例が成立したことはまさに画期的です。県内では木曽町に続いて二例目だとか。小諸市の住民投票条例によれば、資格者の四分の一の署名を集めれば議会の議決を経ずに住民投票が実施されます。投票できる市民は定住外国人を含む16歳以上の市民です。
これまで住民投票は議会制民主主義を否定するものだとの誤解がありました。議会が民意を代表しているのであるから住民投票はそぐわないというものです。しかし佐久市の総合文化会館の住民投票では議会の建設促進に対し、市民はダブルスコアで建設反対の明確な意思を示しました。民意にねじれが生じていたのです。こうした経験を踏まえ住民投票は議会制民主主義を補完する重要な制度であることが理解されてきたように思います。
信濃毎日新聞は下記のように報じています。
「『芹沢勤市長は二元代表制を担う市と議会が政策の実現に努力するのが基本』とした上で、『市と議会の意見が対立した場合、民意を問う方法だ』と説明。WG(ワーキンググループ)に参加した市議の一人も『市民協働の最終手段として制度を用意しておくことが重要だ』とする。」
かつて住民投票は実質的に反対運動の手段として使われてきた経緯があります。しかし住民投票は数々の経験を積み重ねてくる中で、市民自身が責任を持ってまちづくりに携わる住民自治の仕組みにまで昇華されてきました。隔世の感があります。
12月議会における協働のまちづくりをどう進めるのかという私の質問に対し、市長は組織や制度など具体的検討を始めると回答されました。住民投票条例もぜひ検討課題に入れていただきたいと思います。