わが家の5大ニュース!

2011-12-14 01:50:01 | 雑感
平成23年も残すところあと半月です。今年はなんといっても3・11の東日本大震災・大津波・福島原発事故が人々の生活に大きな傷跡を残すことになりました。毎年恒例の京都清水寺の世相を表す漢字は「絆」だったそうです。3・11はあらためて私たち自身の生き方を問い直すことになりました。

そんなことも含めわが家の10大ニュースを考えてみました。

1、3・11東日本大震災・津波・原発事故
 私も会派の視察で5月と8月の二度現地を訪れました。自然の猛威に言葉を失いました。原発事故による放射能はこれからも私たちの生活を脅かす存在になるのは間違いありません。

2、議員活動の本格化と「市議会だより」の刷新
 一昨年新しい会派「太陽と風の会」を結成し仲間4人と議員活動を本格化させました。会派による視察や勉強会などを積極的に行ってまいりました。また議会広報調査特別委員長として同僚議員とともに、わかりやすく読みやすい「市議会だより」発行に取り組みました。

3、天皇・皇后両陛下の滋野・中屋敷訪問
 8月24日、天皇・皇后両陛下が中屋敷のブドウ園においでになりました。天皇陛下は48年前の皇太子時代に次いで2度目です。とても名誉なことで元気をいただきました。

4、消費者と結ぶついたぶどう販売
 今年のぶどうは満足できる仕上がりでした。いつもご利用いただいている皆様にダイレクトメールをお送りしたり、チラシを同封したりできるだけ顔の見える販売に努めました。おかげさまで新しいお客様も増え、来年につながる足がかりができました。

5、新しい家族が増えます
 ことしは長女の孫たちと仲良しになりました。孫は4才と2才。かわいい盛りです。次女も来年には結婚することになりそうです。家族が増えていくことはとてもうれしい限りです。

来年は辰年です。いい年にしたいものですね。

舞台が丘整備事業で財政は大丈夫か?

2011-12-14 00:56:46 | 議会活動

(表)起債残高、実質公債費比率、基金推移見込み

舞台が丘整備事業で一番心配なのはこれだけの巨額の投資を行うことで、東御市の財政が大丈夫かということです。借金の返済のためにこれからの市政運営に支障を来たすことがないのかということです。「子供たちにツケを回しません」というのは私の選挙公約の一つでもありました。

これに対して市側から舞台が丘整備事業や保育園建設などで市の借金と貯金がどのようになるのか、そして財政の健全化を判断する比率の一つである「実質公債費比率」がどのように推移するのかについてのシュミレーションした結果が公表されました。上記の表をご覧ください。

表の青色の棒グラフは起債残高(借金残高)です。平成22年は142億円ですが、これが平成26年には190億円にまで増加します。現在の市の財政規模は140億円程度ですから市財政の135%にもなります。その後返済が進み徐々に減少してきます。

表の茶色の棒グラフは市の基金(貯金)です。平成20年には36億円でしたが舞台が丘事業や保育園建設など大型事業が予定されているため節約して貯金を増やして来ました。その結果平成23年には56億円になる見込みです。その後は借金の返済や事業費に充当するため徐々に取り崩してまいります。

一方赤色の折れ線グラフは「実質公債費比率」です。すなわち収入のうち返済にあてる割合です。平成20年には16%となっていまが、これは収入(税収+地方交付税など)のうち16%を返済にまわしているということです。レッドカードは25%です。

「実質公債費比率」はこれまでのところ下がり続け平成25年には8.9%になります。その後は借金の返済が本格化することになり、「実質公債費比率」は徐々に上がってきます。

この間、平成26年までに合併に伴う特例措置は終了し、平成27年から平成31年に5年かけて地方交付税が段階的に5億円削減されます。地方交付税は現在44億円ですのでこれが39億円にまで12%引き下げになります。

借金返済が本格化する一方収入は削減されるので、その結果「実質公債費比率」は毎年1ポイントずつ上昇することになります。そのピークは平成33年で14.2%、平成21年の14.7%に匹敵する高さになります。この時、借金残高は130億円、貯金は9億円となります。

以上が市から示されたシナリオです。これが正しいかどうかはわかりませんが、少なくとも示されたデータ上では市財政に与える影響は心配するほどのことはなさそうです。「実質公債費比率」14.2%はレッドカードの25%を下回り、県の管理下に置かれる18%も下回っています。例えば平成22年度の長野県19市の「実質公債費比率」を見ると、大町市が18%、伊那市が17.6%、駒ヶ根市が16.1%、飯山市が15.8%となっています。平成33年の東御市の「実質公債費比率」はこれを下回る水準です。

それでも高いのではないかというご意見もあると思います。一番健全なのは借金をしないことです。しかしそのために保育園がボロボロだったり、市庁舎の耐震性がなくいざと言うときものの役にたたないということでは困ります。やはり必要なものは借金しても整備することが必要です。問題なのはそれが必要なものかどうかということです。

日めくりカレンダー