舞台が丘整備事業の資金計画(その2)

2011-12-28 17:23:33 | 議会活動
舞台が丘整備事業の資金計画について考えています。前回は51億円の資金調達の内訳についてお知らせいたしました。交付金や地方交付税など国の支援があるため、実際に私たちが負担するのはその半分の25億円であることがわかりました。

そこでさらに踏み込んで道路をつくらない場合、資金計画はどうなるのか考えて見ます。ただし駐車場不足に対応するために3億円かけて立体駐車場をつくることにします。

まず第一に、道路計画の15億円が必要なくなります。第二に、全体計画が圧縮されるため、施設整備の社会資本整備交付金4億円が支給されなくなるそうです。第三に、交付金でまかなう予定の4億円と、立体駐車場にかかわる3億円をまかなうために一般財源が4億円から11億円に増加します。

こうした条件を加えてシュミレーションした結果、実際に市が負担するのは23億円となりました。15億円の道路を建設した場合の負担額は25億円ですから、2億円少ないだけです。すなわち2億円出せば15億円の道路が手に入るということになります。

あなただったらどのように考えますか。「あと2億円出せば15億円の道路ができますよ!」と言われたとき、自分のお財布から2億円出しますか。やはりお安いだけでは人は動かないのではないでしょうか。それが魅力的なものかどうかで判断するのではないでしょうか。さてこの場合、道路は魅力的なお買い物なのでしょうか。




舞台が丘整備事業の資金計画(その1)

2011-12-28 13:48:58 | プロフィール
舞台が丘整備事業の資金計画について調査しましたので、その内容をお伝えします。施設整備と道路計画も含めた総事業費は、これまでにもお伝えしてきましたように50億6700万円です。

この資金調達計画は下記の表の通りです。まず施設整備事業の36億円の資金調達は、社会資本整備交付金で約4億円、合併特例債で24億円、その他の起債で3億円、一般財源で4億5000万円となります。道路建設事業15億円の資金調達については、社会資本整備交付金6億円、その他の起債で8億円、一般財源で1億円となっています。

そこで、総事業費50億6700万円のうち、実際に一般財源で負担しなければならないものはどのくらいになるのか調べて見ました。下表の負担率という欄をご覧ください。合併特例債は借入額の7割をあとで地方交付税として国から補填されます。ですから市の負担は3割となります。その他起債のうち1億1800万円は市で負担するのは7割、1億7400万円は82%を市で負担することになります。さらに借入には利息がかかります。借入期間全体で元金のおおよそ2割だそうです。

以上から実質的な市の負担金額は24億8000万円ということになります。これを10年にわたって一般財源や貯金を取り崩して返済しなければなりません。いくら補助金や有利な合併特例債を使うといっても、すべての事業費の半分は私たち自身が負担しなければならないことになります。

むろんこの事業の中には耐震改修など必要不可欠な事業も入っています。半分は自己負担と聞いて、半分も国で面倒をみてくれるのかと思うのか、それとも半分も出さなければならないのかと考えるのか、その判断は市民の皆様お一人おひとりのお考え方次第です。


御牧乃湯に行って来ました

2011-12-28 09:29:21 | 雑感
昨日家族で日帰り温泉「御牧乃湯」(みまきのゆ)に行きました。東御市にはこうした日帰り温泉施設が4館あります。それぞれ特徴ある温泉施設です。その中でも御牧乃湯は一番最初にできた施設で、老朽化に伴い12月1日にリニューアルオープンしたものです。

オープン時に内部を見学したのですが、実際に利用するのは初めてです。ウィークディの昼間でしたのですいていてゆったりと利用することができました。お風呂はガラス張りで真っ白な浅間山を臨むことができます。露天風呂やサウナ風呂、水風呂もあり設備は十分です。洗い場がやや狭いのではないかと思いますが、銭湯ということであればこれで十分でしょう。

畳敷きの休憩所も併設されていましたが飲食の提供もなく、持ち込みも禁止になっているので利用するのはせいぜい自販機で売っているジュースやコーヒーぐらい。なんとなく落ち着かない空間です。そういえば座布団もありませんでした。

日帰り温泉施設が4館もある自治体は他にはありません。そんな中でそれぞれが生き残ってゆくためには、特徴ある施設として再編することが必要です。そうした意味で銭湯としての方針は必ずしも間違っていないと思いますが、これまで御牧乃湯を利用されてこられた方からすれば評判は必ずしも良くないようです。悩むところですね。

御牧苑で昼食をとりました。こちらも御牧乃湯にあわせて改修し見違えるようにきれいになりました。ホエ豚のトンカツをいただきましたがとても美味しかったです。ホエ豚とはチーズの搾りかすで育てた豚でこの地域の特産です。名物料理になるのではないでしょうか。

しかし多くのメニューが1000円以上で、気軽に利用するには割高なのが気になりました。これまでの食堂からおもてなし処にイメージチェンジを図っていることは理解できるのですが、ワンコインランチが広がっている中でワンランク上のお客様をゲットできるかどうかが課題です。それにはリニューアルしたことへの宣伝が欠かせません。

しかしそんな看板ものぼり旗も見当たりませんでした。販売促進に力を入れている様子が外からは窺えません。そうでなくても御牧苑の前の道は交通量も少なく近隣の住宅も多くはありません。販売促進が欠かせないはずですがどうしたことでしょう。

御牧苑のリニューアルにあたって以前私は問題視したことがあります。その時指摘したことが杞憂に終わればいいのですが。


真っ白に変貌した浅間山をバックにした御牧乃湯。


御牧乃湯の隣にある食事どころ「御牧苑」。こちらもリニューアルです。


ホエ豚のトンカツは肉がやわらかくとてもジューシィでした。


ご意見をお寄せください(その3)

2011-12-28 07:39:59 | 議会活動
引き続き舞台が丘整備事業に対するご意見を募集しています。昨日もお一人の方から書き込みがありましたので、以下にご紹介いたします。

● 市のHPを見ると変更理由として「防災拠点つくり」と盛んに言い出しているが、有事の際は防災拠点になることぐらい、はじめからわかって、それを前提に研究されたと思う。防災拠点をより重視するのであれば、図書館併設はやるべきではなかった。着工してからいろいろ理由をつけて変更するから自己矛盾に陥っている!(Iさん)

舞台が丘整備事業については私のホームページに掲載してありますのでご覧ください。1月中旬には市民説明会用の資料が公表されるそうですのでそちらもご覧いただき、お一人おひとりのご判断の参考にしていただければと思います。

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