「市議会だより」改革は2年目に入ります

2012-01-07 01:29:24 | 議会活動
6日の午前中は議会広報調査特別委員会がありました。2月発行予定の「市議会だより」の編集作業です。12月議会における論戦が大きなテーマです。集まった原稿の校正、レイアウト、表紙の写真の選定などの作業を手分けして効率よく実施します。

多くの課題について様々な論戦が繰り広げられました。それを限られた紙面にどのようにまとめ、見栄え良く見せるのかが問われています。すべて紙面に乗せることはとうてい不可能です。大きな議論の方向性を見据え、優先順位を判断し、コンパクトにまとめ、内容にフィットした見出しをつけることが必要です。

一般質問や委員会レポートはいいのですが、「総括質疑」と「明日の東御市」のページについては毎回頭を悩ませています。あれもこれもと欲張ってしまい、その結果論点が絞りきれず分かりにくい紙面になってしまいます。記事を書く人は論戦を行ったそれぞれの議員さんのことを意識し、どうしても全部を載せようとムリをしがちです。これに対し編集する人は限られたスペースにどのように収めるかを優先します。記事を書く人と編集する人の間で葛藤が生じます。

これまでの「市議会だより」はそうした意味で議員サイドでの情報発信でした。これに対し昨年から始めた改革は市民の目を意識した情報発信です。市民の皆さんにとって分かりやすく読みやすいことが優先されなければなりません。

そんな思いで取り組んできた「分かりやすい市議会だより」づくりはいよいよ2年目に入りました。最初はとにかくまねをすることから始めました。視察に行っていいと思った自治体の「議会だより」のレイアウトを参考にさせていただきました。「学ぶことはまねること」とか申します。しかし2年目はそこから自分たちの独創性が求められます。新しいことに対する挑戦はまだまだ続きます。



そうした作業を進めるために私がこだわっているのはできあがった紙面を意識して編集することです。これまでは私たちは原稿を書くだけでレイアウトはすべて印刷会社におまかせで、あまりできばえを意識して編集は行ってきませんでした。しかし分かりやすい紙面をつくるには、原稿はもちろん、レイアウト、見出し、写真などすべての要素が必要です。

上の図はいま編集している総括質疑の紙面構成です。編集途中ですが全体的なイメージがわかります。こうしてできあがった紙面を意識することでより分かりやすい紙面づくりを行うことができます。この紙面づくりで使っているソフトはワードだけです。別に難しいことをおこなっているわけではありません。

こうした作業が今月末まで続きます。発行は2月1日になります。ご覧になったご感想などをお寄せいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。

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