いえね・・・風呂にのんびりつかっていたら、ふと「あ、聞きたいな」「あの頃の雰囲気を感じたいな」と思いまして
久しぶりに、じっくりと聞いてしまいました
「続 脱どん底」ダウン・タウン・ブギウギ・バンド(1975年/東芝EMI)
以前、拙ブログでも何回か書き込んだのですが、これは私が自分のお小遣いで初めて買ったLPです
私がダウンタウンを知ったのは1976年。 当時私は中学1年生で上海に住んでいました。この年の6月に上海在住邦人に向けて日本から送られてきたのが、前年の「紅白歌合戦」のフィルム。 そこで見た初出場のダウンタウンに衝撃を受け、2か月後の夏休みに一時帰国した際に購入したのがこのLPでした。2300円。1972年に中国に行くまでは駄菓子屋で10円とか20円でめんこやヒーロー写真やベビースターラーメンを買っていたので、「イタルにとっては初めての大きな買い物だね。」と叔母に言われたことを覚えています。
ですから、このLPにはダウンタウンへの憧れの他に、夏休みに一時帰国した時の光景や匂い、祖母や叔母、赤ん坊だった従弟、近所に住む友達との再会、テレビで見たアニメやアイドル歌手・・・様々な思い出が詰め込まれているわけです
LPに収められている楽曲に、「初めてかかわる大人の雰囲気」を感じ、「自分たちで演奏して歌っているカッコよさ」に憧れました。「ダウンタウンならず者懺悔」のイントロにロックの迫力を感じ、「アンタがいない」の歌詞に大人の寂しさを思い浮かべ、「売物ブギ」の滑稽さにのめりこみ、そして、紅白で見て衝撃を受けた「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」に心躍りました。
さらにはライナーノーツのデザインが、手作り感覚が満載・・・直筆で書かれた歌詞や解説、手でちぎったようなスチール写真、それらをただ貼っつけ合わせたような構成に、親しみと楽しさを覚えました。
ライナーノーツについているシミや折り目も、「あの頃」から現在に至るまでの歴史を感じさせてくれます。
そして親に内緒で買ったサングラス・・・でこうなるわけです(笑)
ちなみに高校1年生の時に、文化祭で私がロックバンド・デビューした時の出で立ちがこちら
白いツナギにキャップ。宇崎竜童やドラムの相原誠をイメージしました(笑)。
ちなみに購入してから26年後の2002年。再結成コンサートの際、このLPに4人のサインを入れてもらうことができました~~~~