加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

母・滞りなく・・・

2010-11-16 | 心静かに
母の前夜式、告別式そして火葬が滞りなくすべて無事に終わりました。葬儀にご参列くださった方、メールやコメントを寄せて下さった方、思いを馳せて下さった方、本当に・・・本当にありがとうございました。

今年の6月に80歳の誕生日を迎えた母のメモ書きにはこう書かれていました。
『80歳、そろそろわがままに生きてみようかな』
そのわがままが、大好きなパパに会いに行く事だったのかもしれません。母は小さな骨壷に入って帰宅しましたが、“自身”は今頃空の上で25年前に他界した父と再会して喜んでいるかと思います



写真は告別式です(友人のカメラマン・石郷友仁くん提供)。中央奥で私が挨拶を述べています。明るく楽しい事が好きな母でしたので、母ネタをいくつか披露して前夜式・告別式にご参列いただいた方々の笑いを誘う事が出来ました その母ネタをここでご紹介して、母・永眠に関するブログの締めと致します
重ねて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。


イタル「母さんがいない家、さみしいよ。」
  母  「いっときの我慢だ~

看護師「(入院患者の名札を見せて)加山さ~ん、ここにお名前が書いてあります。間違いないですかぁ?」
  母  「(自分の名前を確認して)たぶん間違いないよぉ・・・(ニヤリ)

口腔内に傷やカビが出来てその痛みでなかなか食事ができない時期。
家族が「はい、口を開けて~、一口でいいから食べよう~、頑張ろうね」と言っても痛がって口をあけてくれませんでしたが、看護師が「加山さ~ん、開けて~」と言うと大きく口を開けました
イタル「母さん、なんで俺たちが開けてくれって言っても、開けてくれないんだよ?」
母  「あんたたちじゃ信用ないから

苦い苦い飲み薬を飲み干すのに、いつもかなり時間がかかっていました。
イタル「母さん、その薬を飲み終わるのを見届けたら家に帰るからさ。早く飲みなよ。」
母  「じゃぁ、家に帰るのを遅くさせてやろう(ニヤリ)

私にとって最後の対面となった時。
母  「イタル、両手が冷たいから包み込むようにして握ってくれないか?」
イタル「うん。これでいいかい?」
・・・と、握った途端、“ブッ”
母  「あ、オナラしちゃった。あっはははは


写真は足を洗ってもらっている母。嬉しそうに「あ~、気持いいねぇ~」を連発していました。
どんなにつらい状況でも常に前向きで周囲を楽しくする母でした
コメント (8)
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