加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

あきれた&’85

2017-06-20 | レコード
刑事ドラマのサントラを2枚



「あきれた刑事」(1987年・ワーナーパイオニア)

舘ひろし&柴田恭兵の「あぶない刑事」の大ヒットを受けて製作されたドラマ。おしゃれながらもちょいと無国籍風のカラーを打ち出し、主人公2人(時任三郎・永島敏行)を取り巻く人物もなんとなく曲者ぞろい。作品制作過程で人物の設定などが変わったりしたようで紆余曲折の一面をものぞかせた。
で、ドラマを彩るサウンドトラック盤ですが、これがまた歌入り洋楽を集めたオムニバス盤の風情。80年代と言えばポップス、ロック問わず洋楽の波がプロモーションビデオと共に日本に押し寄せた時代。その雰囲気が無国籍風&紆余曲折的な作品を盛り上げていたように思います。
当時なんとなく洋楽を敬遠していた私としてはなじまないアルバムですが、歳を取ってきた今は、グラスを傾けながら静かに聞くには素敵な逸品です。
日本人歌手Reimy(麗美)が歌うドラマ挿入歌「レターズ・フロム・ザ・ロード」「スピード・オブ・ライト」はこのアルバムに収録されていますが、エンディングに流れた主役・時任三郎が歌う「キャリーオン」は未収録。



「刑事物語'85」(1985年・ポリドール)

知りませんでした、このドラマ。大学4年で就職活動の年だったから忙しく&父親をいきなり亡くした年でもあったから、見ていなかったのかな。刑事物語と聞けば武田鉄矢原案・主演の同名映画を思い出しますが、全く関係ありません。
派手なアクションもなく、ドラマ的な激しい展開もなく、あくまでも一般市民の身近に起きる事件を丹念に追う物語・・・というのがコンセプトのようです。そのためか刑事役にもシブい面々が揃っています。渡瀬恒彦、佐野浅男、中条静男、川谷拓三、柄本明、萩原流行、若手刑事に船越英一郎そして堤大二郎。
音楽担当は羽太健太郎。ゆえにジャズ。ピアノやトランペットが情緒豊かに流れて来ます。ともするとバラード的なサウンドは「Gメン75」を彷彿させるような大人の空間を作り出していますね。
コメント (2)
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