加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

改めて“as time”感謝

2019-03-08 | 舞台・イベント系仕事
“as time”公演千秋楽を終えてすでに5日目ですが、まだ余韻が冷めやらぬ日々です。
改めて・・・ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、メールやSNSで激励くださった方、ありがとうございました

 

初めての一座、初めてのミステリー作品、さらには結末が3種類あるというマルチエンディングということで、楽しみと不安が入り混じりながらの稽古、そして日が経つにつれて感じるプレッシャーに押しつぶされそうなひと月半でした。とにかく疲れました。
20代~30代の若者の中で唯一の55歳。その年齢差は時には孤独を感じ、一方で心地よささえ感じました。同じようなセリフを話すときでも若い彼らと同じニュアンス、同じ感覚で話しても意味がないのですから、いかにして「大人らしく」話すかを意識して臨みました。それが楽しかった。



3種類の結末があるということで役者陣は大わらわ。主役の刑事、元強盗犯の若者、そして私が演じたマスターがそれぞれの結末を引っ張っていくポジション。それによって役者はセリフも動きも変えるわけですから・・・大変でした。みんな倒れそうでした。



嬉しかったのが演出家からの要望。
「下町のいいオジさん風情があるイタルさんとは違うイメージを出しましょう」。
長年経営している喫茶店のお洒落なマスター役ゆえ、喋り方や歩き方を演出家と話し合って作り上げたマスター。刑事や探偵、過去を背負っている曲者たちが集まってきている店内で、あくまでも冷静で大人の対応ができるキャラクターにしました。
おかげさまで観劇した方々(私の友人ではなく、全く知らない方)のSNSなどでは「マスター推し!マスターが結末に絡むエピソードがあるなら見てみたい」「マスターは素敵でした」「あの喫茶店でマスターと話をしながらコーヒーを飲んでみたい」との投稿があり、また、終演後には直接存じ上げない方々から何度も声をかけられ、素直に嬉しく思った次第です。

物事には賛否両論が必ずあるもの。舞台とて同じです。難しい作品だったゆえに厳しいご指摘があったのも事実です。悩みながら苦しみながら、それでも立ち向かっていった足跡こそに、この作品に参加した意義があると私はいま改めて思っています。
そのような環境に浸からせてくれた作家、演出家、共闘した出演者、支えてくれたスタッフに感謝いたします。



小堺先輩からのロビー花。私からお送りした公演チラシの写真を見て、わざわざ拳銃を花に添えてくれました。

 

昨年の朝ドラ「半分、青い」で主人公・律の少年期を演じた高村佳偉人くんご来場。その後「世にも奇妙な物語」の主役や「3年A組 今からみなさんは人質です」「チアダン」「トレース」などで大活躍中。



市村涼風くんも来てくれました。4月からの朝ドラ「なつぞら」にも出演決定。昨年の映画「祈りの幕が下りるとき」でも主人公の少年時代を見事に演じていました。



今後とも加山到の応援をよろしくお願い致します。ありがとうございました

 
コメント
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