こわごわと聞いてみました(笑) ベイシティローラーズのアルバム。
『青春に捧げるメロディー』(1976年/アリスタ))と『恋のゲーム』(1977年/アリスタ)
「え?お?ふ~ん・・・いいねぇ」
これが聞き終わった瞬間の感想でした。BCRと言えば、女子受けしそうなカラフルで、タータンチェックとやらの格子柄の衣装を身にまとい、「♪S-A-T-U-R-D-A-Y」に合わせて手拍子をしてしまう、いかにもアイドル歌謡曲グループのような印象しかありませんでしたからね。
もちろん私の領域にはないバンドでしたので、手元には1枚もアルバムはありませんでした。でも過日このブログにも書いたように、近所の方からゴソゴソッと頂いた数十枚の中にこれがありまして。
前述の「サタデーナイト」リリースからすでに数年経っているわけですから、戦略的にも、あるいはもしかしたらメンバーの”やりたい音楽”によって、ロックバンドとしてのカッコいいサウンドを創り上げていたのでしょう。 思い起こせば、日本のゴールデンカップスだってグループサウンズ・ブームの中で、売り出すための戦略としてそのスタイルやサウンドを流行に乗せたわけですが、後年は「自分たちがやりたかった音楽」の表れとして、シブいブルースばかりを収録したアルバムをリリース。あのチェッカーズも、デビューして数年後のライブビデオを見たら「カッコいいロックンロールバンド」でした。
ベイシティローラーズ。すでに故人となったメンバーもいるようですが・・・ちょいと聞き込んでみようかな