マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

企業行動と株価の奇妙な動きに思う

2025-02-08 17:45:54 | 経済
最近株価の奇妙な動きが気になっている。

先日パナソニックの社長が記者会見において「構造改革を進めていく中でテレビ事業を切り離す覚悟もある」と発言していた。
何とその日に同社の株価は14%近く上昇したのである。
テレビ事業のないパナソニックってなかなかイメージできない、・・・随分思い切った強い意志を感じ取ったものだがこの時点で何ら財務諸表の数値が改善されたわけではない。
無論ROIもRBRもRBS も何一つ変わっていない。
なのに株価がこれだけ反応するって何なんだろう?
ただ構造改革プランを公表しただけなのに・・・。
話は変わるがホンダとの統合話が破談になったその日に日産株が6%前後上昇した。
統合話が纏まって、あるいは明るみに出て株価が上昇するのなら理解できるが破談になって上昇するとはねぇ。
新たな救済者が現れるとみているのか? あるいは自主路線で立ち直るとみているのだろうか? ・・・あの日に株価が上がることがどうにも信じられない。
そういえば不祥事で絶望視されているフジHD ですら騒動の最中に株価上昇していた。
 
株価の急騰は企業業績の向上や画期的な新製品の開発など明確な実績がその必要条件だ、と思っていたが最近では必ずしもそうではない、いやはや。
企業行動が変に時価総額に影響を与えているのである。


コメント
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