このところ自民党の政策論議や政治判断に党内の意見が分かれることが多い。
例えば児童手当に関する取得制限の是非論だ。
火をつけたのが党ナンバー2の幹事長である。
元々自民党は所得制限前提の立場だったが幹事長がいきなり制限撤廃をぶち上げた。
これに対し党の政策立案に与る政調会長は「撤廃に伴う財源があるのなら若い新婚家庭の住環境を改善すべき」などと言い始めている。
さて外相のG20 外相会議欠席も波紋を呼んでいる。
首相は「総合的に判断し外相には国会を優先してもらった」と説明していたが麻生副総裁などは「外交を優先すべき」などと疑問を呈している。
世耕参院幹事長は「国会の慣例も重要」として首相や外相の肩を持っていたが自民党内では意外と少数派かもしれない。
そういえば防衛費増額に伴う増税論もあったねぇ。
しかしこれらの不調和が野党に利していると必ずしも言いきれないのが現下の政治情勢だ。
大きな波風にはなっていない、・・・野党も弱いからねぇ。
そうそう、首相が近くG20 の議長国だったインドを訪問するという。
そこで先般の外相欠席の非礼を穴埋め(=詫びる)をするとしたらちょっと高くついたねぇ。(笑)