我が家から一番近い大学が横浜市金沢区にある関東学院大学である。
その関東学院大学の3学部がこの4月に横浜市中区のJR 関内駅前に移転するとのことだ。
移転する3学部の学生数は3,300人で大学全体のおよそ3分の1を占め、しかも移転先がまさに横浜市の中心部だから相当大きな経営意思決定だったんだろうねぇ。
移転先は地上17階、地下2階の建物で大きな空地はないようだからグラウンドがあったりオープンな広場があるようないわゆる通常の大学キャンパスのイメージはない。
それでも大学キャンパスの都心回帰はどこの大学でも随分進んでいる。
多くの学生が都心での学びを望んでいるのだろう。
関東学院大学の狙いはもう1つある。
企業など社会との連携強化である。
新キャンパスにはコワーキングスペースやデジタル図書館、多目的ホールなどが準備されているようだがハード面の整備のみならず多くの連携プログラムが準備されていくのではないか。
また岸田政権はよく「社会人のリスキリング」を口にしているがその受け皿にもこのような施設が有用だ。
さぁ、関東学院大学にとってこれからが正念場である。
多くの大学関係者が大学の企業・社会連携の在り方として、当大学の新キャンパスの動きに注目しているに違いない。