上海で観光名所の「豫園」を経営する中国企業が北海道にある「星野リゾートトマム」を売却するとのことだ。
元々この「星野リゾートトマム」はバブル経済華やかなりしころ地元の自治体や民間資本が協力して生まれたリゾートで当時はまだ星野リゾートは関与していなかった。
あれはバブル経済崩壊の直前だったかなぁ・・・、一度この施設を利用したことがある。
札幌から石勝線で現地に近づいた際に突如眼前に現れる山々を背景にしたツインタワーに度肝を向かれた。
長らく車窓からは自然林とキタキツネしか見ていなかったがいきなりあの光景は未だに脳裏に焼き付いている。
今も覚えているが「ジャグジー」という名を耳にしたのも初めてだった。(笑)
それはそうとしてこのリゾートもバブル崩壊とともに経営体は自己破産した。
「一瞬あの高層ホテル群はどうするのか」と思ったものだが結局所有は中国企業、運営は星野リゾートに落ち着いていたのだ。
しかしこの中国企業(「豫園」経営体)は資金繰りが悪化しとうとう手放さざるを得なくなった。
中国経済の深刻さはここでも垣間見ることが出来る。(昨日の上海伊勢丹撤退ニュースに引き続き)
しかし運営自体はあの星野リゾートのことだから事業の継続は間違いないと思うけどね。