かってプロ野球のオールスター戦は「夢の球宴」と称されプロ野球ファンの夏の楽しみであった。
普段は対戦しないセ・パ両リーグの有力投手と打者たちが本気で勝負する姿は本当に興味深いものだった。
しかし、いつの間にかセ・パ交流戦なるものが導入されセ・パ各チームがシーズン中に2試合だったか、3試合だったかを直接対戦することになった。
こちらの方は通常の公式戦と全く同じ扱いになるからガチもガチ、更なる楽しみを開拓したものだった。
これで当初オールスター戦が目論んだ楽しみの多くは達成したように思う。
(ファン投票も楽しみの1つだったがこちらの方は組織票の動向が取り沙汰されるようになってその興味がすっかり沈静化してしまった。(笑))
それに昨日、今年のオールスター第1戦を見ていてあまりにも「宴モード」ぶりにウンザリしてしまった。
ピッチャーは超スローボールを連発するしバッターは笑いながらボックスに立っていたし・・・。
あれは見るに堪えなかった。
今のまま続けていてもプロ野球の威厳を下げるだけではないのか。
オールスター戦はもう当初の使命は果たし終えたと思う。
プロ野球機構はオールスター戦の在り方を再考した方がいいと思うのだが如何?