東北大学が研究資金確保のため未公開株投資や不動産取引を拡大するという。
かってバブル経済華やかなりし頃多くの民間企業が本業を軽視し財テクに血道を上げていたが今ではすっかり沈静化し政策持ち株すら整理する段階にある。
それが(いくら研究資金を確保しなければいけないとはいえ)大学がこれから財テクに乗り出すなんてねぇ・・・、どうにも理解に苦しむ。
大学だったら本業である学術研究分野で企業との共同プロジェクトなりスタートアップ企業の立ち上げなり冠講座の拡充などで資金導入を図り財政に資するべきだろう。
大学側は政府が準備する大学ファンドからの資金を利用するというのだが政府だってこんな運用を想定しているわけではないと思う。
学界は(当大学に限らず)須く学術研究の向上や人材育成に相応しいカネの使い方を志向すべきであっていわゆる財テクなどに手を染めるべきではない。
時期尚早というのならそちらの方を急がせたらいいのであって、資産運用会社への委託などは再考したらいいと思うのである。