ゼレンスキー・宇大統領の国会演説に思う

昨日国会メンバーを対象にウクライナ大統領がオンラインで演説を行っていた。
海外の元首がオンラインとはいえ生で演説は極めて珍しい。
それにしても演説の中で「侵略の津波」との表現や化学兵器の例として「サリン」に言及するなど日本向けに特化した内容になっていることはなかなかの巧みである。
たしか米国の国会向けには「真珠湾攻撃」というくだりがあったと記憶しているが無論日本向けにそんな引用はない。(笑)
また「故郷に帰りたい気持ち」や日本昔話を持ち出して日本とウクライナの共通の価値観につなげるなど心憎い配慮もあった。
最後は「アリガトウ、ウクライナに栄光あれ、日本に栄光あれ」で締めくくったが全体として十分感銘のあるものだった。
しかしロシアの非人道的な暴挙はそれでも止まらない。
即座に止めさせる手段や方法も見つからない。
ところで、プーチン大統領がＧ２０会合に出席する意向であるという。
感情論で彼の参加を拒否するのではなく思い切って時間無制限でとことん議論したらどうか、今すぐにでも。
そんなことしか道はないと思うのだが・・・。