昨日野暮用で愚妻と隣町に出かけた。
所用を済ましてバス停に戻ったのだがあいにくバスが出たばかり、20分ほど待つ羽目になった。
休憩を兼ねて昼食を、と思ったが土地勘はない。
周りを見渡すと少し先に「結婚披露宴 法事、各種ご宴会」を看板を掲げたややレトロっぽい割烹料理店が目に入った。
「法事」はともかくとして今時、街の割烹料理店で「結婚披露宴」なんてあるのかねぇ、と思いつつ暖簾をくぐった。
店内には遅い昼食を楽しむ3,4組の客がいたが待たされることはなかった。
驚いたのがメニューの豊富さとユニークさだ。
その次に驚くのが料理が出てくるスピードである。
3番目には値段の安さである。
筆者がオーダーしたのはサンマー麺と握り寿司のセットだったがこんな組み合わせはかってで遭遇した記憶がない。
オーダーした筆者もずいぶん変わり者だねぇ。(笑)
スピードについてはわれわれよりも遅く入店した一人客が早々に鍋焼きうどんを平らげ店を出ていったことで十分立証できるだろう。
安さにについては愚妻がオーダーした煮魚定食で例証しよう。
主菜はマグロ、カンパチの煮つけだが大ぶりの塊が4個もある。
小鉢はマグロの剥き身、シラスおろし、冷ややっことお新香、みそ汁のお椀が付く。
ご飯は当初大もり状態で運んできたがさすがに量が多かったので店員に減らしてもらうよう交渉していたが2度目に運んできたものもまだ多かったので再要請していたほどだ。
いやはや凄いサービスである。
その上店員のきびきびとした応対も過不足がなく素晴らしい。
150%満足して店を後にしたのだがなんだかテレビ番組「孤独のグルメ」の主人公になったような気分であった。
まだまだ日本の食堂文化も捨てたものではないねぇ。
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