ソニーフィイナンシャルグループが遠藤元金融庁長官のCEO 就任を発表した。
官僚OBが監督業界の企業トップに就くことはままあることだが金融業界は結構ルール違反や不祥事が多く、しかも出身組織がまさに監督業務を司る金融庁であることが妙に気になった。
しかも僅か3年前までその職にあったということも輪をかけた。
ただ監督官庁OBの業界企業天下りが全て悪というわけではない。
長年培ってきた知見や経験をうまく生かせば当該企業の運営や業界全体の綱紀粛正にプラスだろう。
逆に過去の人脈を逆手に監督行為にお目こぼしがあったり不届きな人事介入が業界内で蔓延るという恐れもないわけではない。
先日も国交省関連でそんな事例があったねぇ。
とかく正・不正,合法・違法は紙一重である。
ソニーFGの新CEOには(1点の疑いを持たれないよう)営利主義一辺倒とは一線を画した行動を期待したい。
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