首相が長男を首相秘書官に登用したことが話題を呼んでいる。
首相の言によれば就任後1年という区切りで官邸の活性化を図ったということになるのだが内閣支持率が低下している最中に身内を登用するのはなかなかの勇気である。
先般開会した臨時国会でも内閣の攻められどころは満載なのにさらにマイナス材料を増やしかねないのだ。
首相は1年前「聞く力」を前面に出して総裁選を勝ち抜いたが本当にそうなのだろうかという気がしている。
車座会議などでの声は聞いているかもしれないが意外と巷の「声なき声」は聞こえていない、あるいは聞いていないのではないか。
国葬の強行や素っ気ない旧統一教会対応を考えるとかって総裁選で見せたあの「古ぼけたノートを振りかざす姿」は単なるパフォーマンスではなかったのかと思えてくる。
「聞く力」というのは世の中の考えを広く受け止めてこそ公言できるハズなのだが意外とあのノートの中味は相当バイアスがかかっているのかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます