ジェネリック薬品の出荷トラブルに思う

今何とジェネリック薬品の4割が出荷トラブルの渦中にあるという。

筆者もかねてよりジェネリックにお世話になっているがいつだっか、薬剤師から説明を受け１種類について従来品から別の製品に変更を余儀なくされた。

いくら成分が同じであるとの説明を受けても毎日服用するオクスリが変わるのは漠然とした不安が付いて回るものだ。

それはそうとしてこの出荷トラブルの原因が当該メーカーの杜撰な品質管理や無理な人員整理・コストダウンを進めた結果だと聞くと空恐ろしくなる。

薬品の品質は人命、健康に直結するのである。

医療費の削減は大きな国家目標であることは理解できるが昨今のジェネリック薬品メーカー（むろん全体のごく一部の企業だが）の実態は目に余る。

当該事業者に対してはあらためて抜本的出直しを求めたい。

と同時に、厚労省の監督のあり方にも再考の余地があるだろう。

ついつい先だっての国交省の観光船事業者に対するおざなりな監督や認可を思い出してしまう。

行政部門の制度疲労も放置できない国家的課題ではないか。