ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ハング・オーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

2010-06-16 13:54:46 | は行
底の浅~いハンサムこと
ブラッドリー・クーパーが
最近、ちょっと攻めてきてるんですよー。

「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」57点★★


タイトルはずばり“二日酔い”。
全米で大ヒットしたというコメディで
なんとゴールデン・グローブ賞最優秀作品賞を受賞してます。


結婚式を控えた花ムコを連れて
ラスベガスにやってきた
フィル(ブラッドリー・クーパー)ら悪友たち。

高級ホテルに泊まり「乾杯~!!」と盛り上がった男4人だが
翌朝目覚めると、全員一切の記憶がない!

部屋は荒れ放題、花ムコの姿はなく
バスルームには虎がいる!

いったい彼らに何が起きたのか?
史上最悪の二日酔いの後始末がいま始まる――。ゲー。



独身最後にハメをはずすのが
アメリカの慣習ということで
このシチュエーションはまま映画でみかけます。

女性がやるパターンもあるけど
まあこれは完全に、男性向けの映画だなあ。


下品なギャグもたっぷりで
いかにも“男子のバカ騒ぎ!”って感じ。
正直、女子にはノリにくい・・・。


まあそんななかで
ところどころシリアスになる瞬間が
妙におかしかったりもしましたが。

あとはやっぱり
ブラッドリー・クーパーの存在が笑えましたねえ。


ロマコメ常連の優男が
初めて主役級をゲットし本作でブレーク。

劇中でも「顔だけ」みたいにいわれてるし
あのマイク・タイソン(!)の横で
ビビリながら座ってたりするのがおかしい(笑)



彼はこの後、これまた全米でヒットした
「特効野郎Aチーム」(8/20公開)にも出演。

なんだかすっかり“ブラザー”な感じ?


例えば草野球チームとか、仲良し男性グループで
連れだって見たら楽しいかもしれません。

もちろんビールつきで。

あ、エンドロールの映像には
釘付けになりました。


★7/3からシネセゾン渋谷ほか全国で公開。

「ハング・オーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」公式サイト

本作の日本公開のために
わたなべりんたろうさんや町山智浩さんが
署名活動などで尽力されたそうで

“見る機会を提供する”行為、
映画に関わるものの鏡!ですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする