これはうまく作ったなあ!
「ギフテッド」79点★★★★
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7歳のメアリー(マッケナ・グレイス)は
叔父でパパ代わりのフランク(クリス・エヴァンス)と二人暮らし。
新しい小学校に行く朝、
メアリーはフランクから注意を受ける。
「とにかく、子どもらしく!だぞ」
だがメアリーは算数の授業で
簡単な足し算にイラつき、
困った先生(ジェニー・スレイト)が出した難問の暗算も
スラスラと解いてしまう。
実はメアリーは
「数学の天才(=ギフテッド。生まれつき授かった能力を持つ人)」だった。
そのことに気づいた先生は
フランクに「メアリーの才能を伸ばすべき!」と勧めるが
フランクはまったく乗り気じゃない。
それには、ある事情があった――。
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「(500)日のサマー」監督に
天才子役にいいパパキャラに、猫!
これは失敗する気がしない(笑)
懸念があるとしたら、過剰な感動やお涙かしら?と思うけど、
いやいや、それもうまーく制御してあります。
眉間のシワ深く
まったく子どもらしくないところがおかしい
天才少女役のマッケナちゃんもすごいけど
キャプテンアメリカなクリス・エヴァンスが
思いがけず、いい廃れ具合というか、くだけた感じを醸し出し、
子役とのやりとりも絶妙なパパキャラになってて、これがいい。
いいサポート役、オクタヴィア・スペンサーに
(「ドリーム」では自分が数学の天才だったけどね!笑)
感じのいい先生(ジェニー・スレイト)に
片目の猫まで(脚本家が飼ってる猫がモデルだそう)
すべての要素が自然。で、あったかい。
「年上の間違いを指摘するな」というフランクの教えが
生かされるシーンや
ラストの「え!」まで
こころにピタっとハマる脚本に
胸がすく、ってのはこのことだなと思いました。
★11/23(木・祝)から全国で公開。
「ギフテッド」公式サイト
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