私のダンナの仕事は炭焼き。紀州備長炭を作っている。
私の公的書類の仕事欄は自営業手伝い。
昨日はその手伝いの中でも1番大変な作業をやってきた。以前はそれ以上のもっと大変な仕事もしていたけれど、少しだけ楽させてもらっている。とは言っても、もともと炭焼きというのは3Kなんて通り越した3Kの中の3Kと言える仕事。
「灰だし」と言って、釜から出した炭を消火するために、灰(赤土)の中に入れて炭ができるのだけど、数日後それを取り出す作業。文字通り灰だらけの作業だ。頭に三角巾を巻き防塵マスクにサングラス。それでも容赦なく、灰が口から鼻から、耳にまで入ってくる。
それでもこの中の炭を箱に詰めてようやく製品となって、どうにか食べていけるのだから、機嫌のいいときは宝探しぐらいの遊び心も出るけれど・・・やはり、キツイ仕事だ。
釜場へ行くのに少しでも楽しみがあるようにと、作業場の隅に小さな畑を作ってある。ちょっとだけだが新鮮な野菜の収穫があれば、それでいいかな?ぐらいの小さな畑だ。アスパラが1本だけ、できていた。