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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

アブとの戦い

2007-09-16 13:17:21 | 炭にまつわる、いろいろ

暑い暑いと言っても2週間ほど前のあの酷暑に比べれば、明らかにかなり涼しくなったのだけど・・・釜場の火はまだまだ暑さを倍増させるものでしかない。

釜場は川が流れるそのすぐ上にある。そのせいか、盆を過ぎるとアブの飛び交う季節となる。今年は記録更新を続けるような猛暑となったが、アブはそれでもしっかり盆明けには出現して、私の仕事の邪魔をする。

アブはどこからともなく現れ、箱詰め作業で座り込んでいる私の周りを旋回し始める。ミツバチよりも1まわりは大きい虫が、ハエよりもうるさい羽音をたてて旋回。積まれた炭の山や箱、作業服に止まっては飛び、邪魔なことこの上なし。
止まったところで私はにらみつけ、息をひそめ、ねらいを定める。両手、止まった場所によっては片手で、手のひらでアブを押しつぶすようにしてたたく。
「ご愁傷さま」と言って、端っこへ投げ捨てる。
と、また間もなく次の1匹が飛んでくる。
「アブは2匹で対になって飛ぶからしゃーない」と主人は言うけれど、それは本当かどうか・・・?

4,5年前はわりと簡単にやっつけたのだけど、私の反射神経が鈍ってきたのか、アブが賢くなったのか・・・?念には念を入れて押しつぶすようにしないと、最近のアブは、手のひらの中で殺せきれずに手をあげたら飛んでいくことしばしば。
箱詰めはゴム手袋しての作業なので、できる技。
主人は今年から”ハエたたき”なる武器を使い始めた。これは”すぐれもの”だ。ほぼ100発100中! 心から、「ご愁傷さまです」

そこまでしなくとも・・・と思わないでもないが、確かに旋回だけなら許せる。
何が怖いか?!
音もなく飛んできて、背中に止まり、”チクッ!” (>_<)
痛いの何の!! やるか、やられるか!?の世界なのだ。

先日、そんなアブが釜の口炊きしているそばに止まっていた。
冬ならまだしも熱くないんだろうか? なんて不思議に思いながらも殺虫人と化して・・・アブめがけて手のひらを押しつける。
と、ビックリ!!
”飛んで火にいる夏の虫”とは、このこと!
逃げるように飛んだアブが、口炊きの火の中に消えていった・・・

まだもうしばらく残暑が続く。アブとの戦いもあと少し。
明日の箱詰め、何匹天に召されるか・・・願わくば、私の前に飛んで来ないでほしい。