25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

今年の関心事

2017年12月28日 | 日記

 僕にとっての今年の関心事を挙げてみる。身辺では、

 1)夜のお酒飲み女性友達のうち、一人は東京へ移住、一人は海外での事故で後遺症が残るほどの負傷を負い、入院し、今もしていること。それでめっきり夜のスナックの扉開けをすっかりしなくなった。

 2)小説を五作品書いた。これで吐き出しておきたいことの半分くらいは出したのではないかと思う。そのうちの2作品を新人賞に出し、来年3月締め切りのものに1作品出す予定である。

 3)「前提が違う」という概念を掴んだこと。分かり切っていることだが、昨年の自分と今年の自分とではすでに前提が違ってしまっている。ぼくは百冊ほどの本を読み、百本くらいの映画を見、百くらいの音楽を訊いた。今では過去に読んできたものと今年加わったもので、前提が違っている。 20歳の若者と話をするにも未来がいっぱいあり、経験が浅いという前提。乳児、幼児期に虐待、ネグレクトを受けた人と話す場合でも前提が違う。この「前提」というキーワードを思考に導入しようと思ったのだった。

 4)尻の左部が痛いこと。なかなか治らない。自分でボディチューニングをすればいいのだが、それをせず、中途半端な痛みなので、放ってある。アリナミンAを飲んでごまかしている。

 5)久しぶりに名画「鑑定人と顔のない依頼人」に出会ったこと

  6) 樹木を植え、金魚とメダカを飼い始めたこと。これによって、水をやるとか、水を替えるとか、餌をやるとか、様子を見るというようなことが日常になった。

 7) 母の葬儀のありかた、自分の葬儀のありかたを決め、子供らにも宣言したこと。クラウドの時代に墓の役割は済んだと思うようになった。

社会的には

 8)安倍政権と日銀の関係はいわば「ファシズムぽい」と考えるに至ったことと、共謀罪成立も、安保も、森友、加計問題もこの強権に関係していると常日頃思うようになった。

 9)山尾志桜里の文春記者突撃インタビューで、うろたえた姿。あの場面こそがその人間の脆さを表した。危機のとき、人間性がどうでるか。いくら元検事でも、高学歴でも、その時に「なんですか、そのむきだしの好奇心は」と食ってかかってほしかった。後で言っても遅いと思った。これは残念なことだ。思想や信条の問題ではない。「うろたえ」という問題である。人間だれでも「うろたえる」。山尾志桜里だけのことではない。

10)小池百合子騒動によって立憲民主党が生まれたこと。その原因として、蓮舫議員の退任、山尾志桜里議員の離党、前原民進党議員の決断にまで及んだことをテレビで興味をもって見ていたこと。

11) 大相撲界の白鵬と貴乃花、それと相撲協会。白鵬の人気が落ちるのではないかと心配し、早く記者会見でもすればよいのに、と思い、貴乃花の意地にも敬意を表する。何か喋れば、マスコミがみっともなくあることないこと言うだろう。貴乃花はよほどマスコミに懲りているのだろうと思ったこと。

 指先から出てくるままに並べてみた。 二ヶ月に一度はバリ島に行っていたが、母の交通事故から早や四年。もう四年もバリ島に行っていない。東京に出ることなど外に出ることもすっかり減ってしまった。明日から息子たちが来る。新しい刺戟がきっとあるのだろう。