今日を以て、奄美便りは最終便である。
黄昏のサトウキビ畑と、朝日に輝く海でこの便りを終わりたい。
書きたい事柄が一杯あって、奄美を終わらせないと落ち着かないのである。
例えば、昨日は前橋に出向いた。
凄い遺跡「飛石遺跡」「王山遺跡」などにも触れたいのである。
そもそも、マンドリンを聴きに出かけたのだけれど、生憎都合が悪くなって演奏会の前に東京に帰って来たのであった。
誠に残念である。
リハーサルの写真を撮って、本番の写真もと楽団も期待していたはずなのに「残念」としか言いようが無いのであった。
と・・・このように毎日俳句を詠み、写真を載せ、記事を書く。
その楽しみは、まだまだ道半ばである。
奄美の夕日は赤い。
さとう黍畑の上で陽が沈むのである。
ざわわざわわ、とは言わない。
静かに日没を迎えるのだ。
この抱きかかえるかのような落日は、人と野生の入れ替わりを告げるのである。
アマミノクロウサギ、ハブなどの野生が目覚める。
人は静かに眠るのだ。
男と女は、睦合っても良い。
朝。
陽は海に上る。
島なのだから、それは確実だ。
「陽の上がる長き幕間や草の花」
こうして人は起きるのだ。
ホテルの部屋で眺めたのだけれど、余りに美しいので浜に降りた。
浜では、光のショーが始っていた。
写真を獲る人は、すでに部屋に戻っているのだった。
だがしかし、こうした色彩のショーは島でしか見られない。
それは悲しくも嬉しい。
荒 野人
黄昏のサトウキビ畑と、朝日に輝く海でこの便りを終わりたい。
書きたい事柄が一杯あって、奄美を終わらせないと落ち着かないのである。
例えば、昨日は前橋に出向いた。
凄い遺跡「飛石遺跡」「王山遺跡」などにも触れたいのである。
そもそも、マンドリンを聴きに出かけたのだけれど、生憎都合が悪くなって演奏会の前に東京に帰って来たのであった。
誠に残念である。
リハーサルの写真を撮って、本番の写真もと楽団も期待していたはずなのに「残念」としか言いようが無いのであった。
と・・・このように毎日俳句を詠み、写真を載せ、記事を書く。
その楽しみは、まだまだ道半ばである。
奄美の夕日は赤い。
さとう黍畑の上で陽が沈むのである。
ざわわざわわ、とは言わない。
静かに日没を迎えるのだ。
この抱きかかえるかのような落日は、人と野生の入れ替わりを告げるのである。
アマミノクロウサギ、ハブなどの野生が目覚める。
人は静かに眠るのだ。
男と女は、睦合っても良い。
朝。
陽は海に上る。
島なのだから、それは確実だ。
「陽の上がる長き幕間や草の花」
こうして人は起きるのだ。
ホテルの部屋で眺めたのだけれど、余りに美しいので浜に降りた。
浜では、光のショーが始っていた。
写真を獲る人は、すでに部屋に戻っているのだった。
だがしかし、こうした色彩のショーは島でしか見られない。
それは悲しくも嬉しい。
荒 野人