エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

小淵沢便り…序章

2013年11月18日 | ポエム
冬隣にあって、粛々と季節を刻んでいる小淵沢からの便りである。
今朝は薄氷が張り、霜が降り、霜柱が立った。

まさしく晩秋であって、冬の隣である。
もう八ヶ岳の麓では暖が必要である。
曰くストーブ。
曰く炬燵。
曰くほかほかカーペット。
である。



今日は序章。
からまつの黄葉を見たかったのである。

俳句結社「からまつ」で俳句修行をする野人である。
年に一度は、からまつの黄葉を身体に取り込むのだ。



中央高速は、快適に車が流れている。
渋滞も無く、石川SAに到着した。



いつもの八王子ラーメンをいただく。
玉葱のみじん切りがポイントである。



ぼくは、たっぷりとラー油を一椀に放り込む。
この辛さが味わいを深くする。



山の装いは、少し枯れ始めていて冬隣をいや増す。



南アルプスである。



富士山である。
世界遺産に登録されて、山が荒れなければ良いけれど・・・などと心配している。







「芒枯る日差しかざせる左の手」







ナナカマドが赤い実だけ残して、葉を落とし切っている。
寒い訳である。



       荒 野人