エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落葉のベンチ

2013年11月07日 | ポエム
落葉のベンチに座る。
落葉とともに座る。

秋の贅沢である。



とりわけ、桜、欅の下では贅を究める。
秋でしか感じられない贅沢であるのだ。

それが木製のベンチであれ、石のベンチであれ楽しめる。
落葉と共に座る楽しみである。







「午後の陽の落葉と座るベンチかな」







落葉に感謝しよう。
落葉こそ秋の気配を体内に獲りこんで、ぼくたちに届けてくれるのだ。



この写真は、ぼくが置いた落葉である。
落葉はメロディーを奏でつつ、樹から放れていく。

そのメロディーを聞きとりたいのだが、そうは問屋が卸さない。
まだまだ修行が足りないぞ!
そう言われる。

けれど、そう言われても心地良い。

このブログをアップして3時間半が経過した。
改めて読み直してみた。
今更、内容の変更はできないけれど、最後の写真は「やらせ」だから自然を冒涜しているのそしりを免れない。
すまぬ!森羅万象の神々よ!



      荒 野人