エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

小淵沢便り…伍章

2013年11月24日 | ポエム
小淵沢、言い換えれば八ヶ岳の麓は冬の佇まいなのである。
ここのところ朝方は零度を下る。



従って、霜が降り霜柱が立つ。
朝の散歩では、日陰の水溜まりに薄氷が張っているのだ。



それらは、生きている証のようでぼくに生きている事を実感させてくれるのである。







「薄氷のかすかな命知る炎」







からまつの並木に朝日があたる。
神秘的でさえある。



からまつ落葉に霜が降りる。
何処かの島のように見えるのだ。



これは霜柱。



これは薄氷。
うすらい・・・と読む。



八ヶ岳の麓は、いよいよ冬だ。



      荒 野人