エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

小淵沢便り…四章

2013年11月22日 | ポエム
あなたは「からまつ」の黄葉を知っているだろうか。
からまつの黄葉は、キラキラしている。



からまつの黄葉は、微風に乗って舞い降りる。





テノール下村雅人さんの「落葉松」






下村雅人のテノールは伸びやかである。

カラマツは天に向かって屹立する。
からまつの落葉は、痛い。
心にぐさぐさと刺さってくる。



だがしかし、それは心地良い。
心地良さは、自然の摂理に従っているからだ。







「降り積もるからまつ黄葉針であり」







からまつは、詩心をいたく刺激する。
律動する詩である。



      荒 野人