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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

黄葉・・・ユリノキ

2013年11月09日 | ポエム
ユリノキが見事に黄葉している。
もちろん、銀杏の黄葉もだけれど、まずもってユリノキである。



金曜日、いかにも秋天が広がり黄葉をより鮮やかに魅せた。
見せたのでは無い、魅せたのである。

銀杏並木は、ヴァイオリン弾きを待っている。
例年だと、そろそろ小柄なヴァイオリン弾きが並木に姿を現す。
マスネーのタイスの瞑想曲や、愛の喜びなどポピュラーな曲を弾いてくれる。

小粋なハンティングが似合うヴァイオリン弾きである。



さて、脱線!
ユリノキである。

ぼくは、ユリノキの下のベンチで空を見上げていた。
余りの見事さに憧目していたと言うべきか・・・!







「ユリノキの黄葉の旗幟先ず駆ける」







この黄葉は、銀杏の黄葉のための前奏曲である。
プロローグである。

ぼくのブログはエピローグだけれど、何年この黄葉を見られるだろうか?
などと考える。



天のみぞ知る。
で、ある。



      荒 野人