エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山茶花装う

2013年11月06日 | ポエム
山茶花が装っている。
晩秋から、初冬の花である。

明日が立冬だから、もうそろそろ良いだろう・・・などと思っているに違いない。
そうであるけれど、山茶花は思い入れたっぷりに装うのだ。
そこの衒い無さが良い。

過日、白とピンクの山茶花を紹介した。

今日は桃色の山茶花である。




一重咲きである。
なんとも不思議な花である。



これは八重咲き。



これは・・・パラレルに花びらが装っている。

山茶花の花言葉は・・・。
「ひたむきな愛」「理想の恋」「愛嬌、謙虚」
である。

自戒としつつも、読ませたい人もいる。







「山茶花の雨上がる午後煌めけり」







傘の映る水たまり。
この傘は、野人のものである。
マンホールに溜まっていた雨水に、自分の傘を浮かべる。

楽しい「たくらみ」であった。



      荒 野人