=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

民謡を聴く

2010年02月05日 | 【写真】一本の木
本日は、松本で行われた民謡を中心としたコンサート?に出かけてきました。

会場は、ご年配者が多かったですが満席に近く熱気が溢れていました。

民謡とは何か?
と問われると、にわかには回答できませんが、
「民間に古くから伝わる生活に密着した庶民の口承歌」と言えるのではないでしょうか。

そのため民謡は全国各地に土着の歌がありますが、本日は信州ゆかりの歌と津軽からのゲスト奏者による津軽民謡が多かったです。
また民謡以外にも、津軽三味線の曲弾きや二胡の演奏など、楽器の演奏も楽しむことができました。


民謡の世界には、
「一声二節」
という言葉があるそうで、
まず第一に、「のびがある、高い声が出るといった唄い手の声自体」が重要で、
続いて、「節がまわる」という技巧的なことがついてくるそうです。

私も会場で聴いてみて、
楽器の演奏会よりも、人の歌声というのは「だましがきかない」というか、素人にもある程度「いいわるいがわかってしまう」ものだと思いました。
そのぶん、心地いい声には簡単に誰でも酔いしれることができると思いました。


まろやか ⇔ ざらつきがある
太い   ⇔ 細い
染み入る ⇔ 抵抗がある、逆撫でするような

本日の唄い手は何人かいらっしゃいましたが、
聴いてみると、上のような違いが多少感じることができました。

歌でなくても、
人が心地いい感じるものには共通点があると思います。

木工による家具、
あと私の練習している篠笛
そうした面でも、
「まろやかで、太く、染み入るような」ものが作れたらいいですね。


ちなみにこの事業は、
「宝くじ助成事業」やらで、学生は無料で参加することができ、
値段以上に大変有意義なものでした。
私は宝くじでは「はずれ」続きですから、少し還元してもらったような感じです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2010年02月05日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2010/2/5

Ⅶ 塗装

・上塗り 3h


計3h

いよいよ本日は仕上げの上塗り。
朝から塗装室のモップがけをして、ホコリがたたないようにしますが、床が水で濡れると余計に寒い。
早く塗装を完成させて、この塗装室から卒業したい。
と思っていたのですが、上塗りをしてみると、棚口に垂れがあるのが発見されました。
色がついているところを見ると、補色の際の垂れのように見えます。

結局、この垂れをノミで削り、削ったところが削りすぎて少々色がはげたので、また目止めを塗りなおし、夕方にようやく上塗りが完成しました。

後は、金具付けです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする