=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

作業日報 「一理ある」

2010年02月10日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(2010年2月10日)

Ⅳ 木取り

・木取り 2h

Ⅴ 木作り

・木作り 2h

Ⅵ 加工

・墨つけ 1h

計5h


現在は講師3人に加え、校長先生も参加してくださっているので計4名。
たまに異なったやり方を教えてくださる時もありますが、それぞれに一理あって大変勉強になります。

たとえば、本日木作りした4本の脚。
同じ材からとったとはいえ、それぞれに木目や木の強さが異なるので、
どこにどれを使おうかと悩むのも、また自然素材を使った木工の楽しみのひとつです。

今回は、少し板目の入った脚を前にしましたが、
この板目を内側にするか、外側にするかというのもひとつの考えどころ。

ひとつは、内側にして木目が合わさるようにするデザイン性重視の方法。
もうひとつは、板目のほうが芯に近いところで固い性質のところだったため、傷がつきやすい外側に板目の部分を持ってくる方法。
結局今回は後者にしました。

それ以外にも、どこを基準に墨をつけるなどいろいろとやり方がありますが、
それぞれ一理あるところが大切です。
柔軟な姿勢を持ちつつも、自分のやり方を探していきたいと思います。


※白書きは、指の腹で抑えるようにして引く
※白書きは、一回目は弱く、二回目は強く
※框の現物をあてて墨をつけていく
※脚は一本目は墨を回してつけ、2本目からはクランプでとめて写していく(その際長めのスコヤがあればまとめてできるので便利)
コメント
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