=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

住まいにおいて、その生活をどう美しく、どう健康にできるか(南風館)

2009年08月10日 | 【インタビュー】木の先人方
2月28日土曜日

株式会社野元が運営する「南風館」(はやとかん)で塩見さんにお会いできました。



南風館は、地域の住文化、生活文化に貢献することを目的に、地元鹿児島の風土文化に合った豊かな生活空間の提案を試みる場にしたいとの思いから、木と生活文化ミュージアムとして1997(平成9)年にオープンしたそうです。

広い館内には、木工をはじめ陶芸など地元の作家さんの作品が所狭しと並んでいました。

塩見さんが力強くおっしゃっていたことは、

「家具は、人々の住まいにおいて、その生活をどう美しく、どう健康にできるか」

です。

結局、家具は「住まい」の中に置かれるわけですから、「住まい」つまり建築も知っておかなければならないこを教えて頂き、書籍「現代建築に関する16章」五十嵐太郎著(講談社)も頂いてしまいました。

塩見さま、突然のご訪問にご対応頂き、また大切なことをお教え頂きありがとうございました。
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けっこう難しそうです。。。

2009年08月10日 | 【書籍】
現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉 (講談社現代新書)
五十嵐 太郎
講談社

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南国ムード満点!(館山花火大会)

2009年08月08日 | 【お出かけ】木のむくまま
地元の花火大会を待つ風景です。

めちゃくちゃ暑かった太陽も海に沈み、ビール片手に花火を見るには絶好のコンディションになってきました。


名前を信じればたぶん日本一大きい豪華客船「日本丸」も湾に入り、海の先に三角の影に見えるのは富士山です。

波打ち際5メートルで眺める館山の花火、久しぶりでしたがよかったです。
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鋸屋さん

2009年08月07日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
実家館山の近く。

房州里見藩の鍛冶ものの流れを汲む刃物屋さんが、この江見には数軒ある。

その中の一軒「中屋雄造鋸店」にお邪魔したところ、大阪高島屋の展示販売への荷造りで忙しい様子だったが、鋸を見せて頂けた。

漁船づくりのための船鋸が一時期とても盛んに製造されたようですが、職人も時代に沿い、今は船鋸は博物館だけだとか。
それに替わって、現在は木工用の鋸だとか盆栽用の需要が多いようです。

特に木工用は、今回大阪の百貨店に呼ばれているように、大阪の唐木細工職人も利用されているようです。堅い木を切るのに非常に使いやすいそうです。

盆栽用の鋸は私が以前見たときに気に入った竹の柄でした。
その自然な感じがとても気に入ったのですが、
おじさんに聞くと、竹の柄は盆栽用だけで木工細工は通常の整った柄にしているそうです。やはり正確な細工をするには整った形をした柄のほうがずれないようです。格好では仕事ができませんね。


さて気になるお値段ですが、やはり職人の一点ものですから、なかなかいい感じです。
おじさんにもアドバイスを頂いたのですが、
「どのくらいの大きさの何を切って、どうするか」
が決まっていないと、なかなかいい道具を見繕ってあげることもできないそうです。
たしかにそうですね。

将来、私の方向性が決まり、仕事を始めたら改めて、いい鋸を見にきたいと思います。

あとちなみに「中屋」というのは、刃物屋さんの別称といえるくらいメジャーで、名前というよりは、刃物屋をあらわす記号のようなもんだそうです。
勉強になりました。
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東京都立城南職業能力開発センター(旧品川技術専門校)訪問

2009年08月05日 | 【インタビュー】木の先人方
東京の木工情報を集めるなら

と、城南職業能力開発センター木工課を訪問してきました。


学校は長野と同じく夏休みに入っていましたが、
数名の兄弟弟子?(同時期に技術専門校で木工を学ぶ仲間)が学校に来て作業をしていました。

小林先生にはついつい気になったので、東京のカリキュラムなどをお聞きしてしまいました。

すると、私のいい加減な情報収集と異なり、
東京でも当初はきっちりと手加工の技術として、のみ、かんなを勉強するそうです。
箱や腰掛など、結構難しそうなものも作っていました。

箱は機械作業用のゴーグル入れになるそうで、これは来年以降も学校の備品として使われていくそうです。
ここが「伊那は来年で終わり」ってのと違って、いいところですね。

またカリキュラムの大きく異なる点は、
自由製作はグループでやるところでした。
展示会が1月あたりにあるそうなのですが、それに向けてグループ一丸で基本1点に力を注いでいくそうです。

その他目についたのは、省スペース化のためか、
縦に長い引き出し箪笥式の道具箱はとても機能的で思わず真似したくなりました。


いろいろとお話しを伺ったあげく、ずうずうしく就職状況もお聞きしましたが、
残念ながら東京でも現在一件もないそうです。
(このセンターはハローワークの仕事でなく自己開拓で求人を発掘しているそうです)
厳しいですね。
私も2学期からは訓練同様に就職活動も気合を入れたほうがよさそうです。

小林先生、ご対応ありがとうございました。

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研ぎ師現る!

2009年08月05日 | 【インタビュー】木の先人方
すいません、「現る」なんて書いてしまいましたが私が勝手に押しかけてしまっただけです。

でも、こちらの「とぎ弘」さん、ホントにすごいんですよ。
だって、HPで「東京 刃物」って検索すると一発で出てくるんですから。

HPのつくりや紹介の仕方、理美容業界やネイルニッパーの研ぎに特化し、さらに店舗を持たずインターネットと郵送のビジネスモデルに絞るスタイルなど、たくさんのことを勉強させて頂きたいと訪問させていただきました。

都内の一室でお会いしたとぎ弘さんは、第一印象はとてもスマートな方でしたが、いろいろお話をしているととても様々なご経験をされていることがわかります。
昔はご自身で商売されていたこともあり、そして由緒正しい日本刀の研ぎ師の師匠に弟子入りし、全くの奉公で技術をマスターされたそうです。



研ぎのコツは?

「とにかく毎日研ぐことですね。10時間以上研ぐ」
とてもシンプルです。

そして私にとっては大きな発見だったのが、
「研ぎは基本引き研ぎ」
だそうです。
押すときよりも引くときに研ぐ。
これは目からうろこです。


「徹底的に技をかけろ」
とぎ弘さんの師匠のお言葉だそうですが、かっこいいですね!

今日、新たなビジネスモデルの核となる装置が届いたばかりだというとぎ弘さんは、これからも職人として経営者としていろいろと学ばせて頂きたいと思います。
職人フォーラムならぬ職人のオフ会をやりましょうと約束してお別れしました。

お忙しい中本当にありがとうございました。
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ガンダム大地に立つ!

2009年08月05日 | 【写真】一本の木
お台場に来ちゃった。

こんなもんを作るのは日本しかないでしょう。

そしていつの日か日本が本当のモビルスーツを製造する気がします。

来場者の多くが女性で「かっこいい」ともらしています。
そしてアニメを見たことがないはずの小さな子供も「かっこいい」と言っています。

誕生から30年、世代を超えて認められた=ガンダムは立派な文化になったと言えるのではないでしょうか。
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南総里見八犬伝のお膝元「館山の祭」

2009年08月03日 | 【日記】いろいろ
昨年から参加させてもらっています。

例年うだるような猛暑が多い館山の祭ですが、今年は天候不順により一時雨にも見舞われました。

しかし祭は例年通りの活気で、楽しく終えることができました。

お世話になりました地区の皆様、ありがとうございました。

お神輿、お船の屋台2台、山車4台が繰り出し、踊りも盛んな見事なお祭りです。
このお祭りの盛んな房州でも、一番バラエティにとんだお祭りだと思っています。

私にとっては、秋の城祭りまで、お祭りとはしばしお別れです。
夕方の虫の声が切なく感じます。

(写真は、山車の後姿と館山城)
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