11/11分です。
横溝正史生誕地碑建立19周年記念イベントに行って来ました。今年の講師は作家の真山仁先生「雀百まで踊り忘れず…敬愛する小説家・横溝正史の魅力を語り尽くす」です。真山先生はNHKドラマ「ハゲタカ」の作者の方だそうで。すいません。ハゲタカ、見ていないし読んでいません。経済小説だというので眼光鋭い圧のある方が来られるんだろうか、とこわごわしていたら面白い関西のおじさんでした(こらこら)。
読む小説はほとんど推理小説だそうで。高校の時夏目漱石の「こころ」を人を追い詰めて殺すに至った殺人事件だと書いたら国語の先生に怒られたとか。…当たっているんでは?ホームズは上から目線で苦手とか。そうかといって、連続殺人で次々死んでいって二人になってから犯人はお前だ、って当たり前だろうし。ズバズバ切っておられました。読んだことないと言いましたが、別のペンネームで書いた短編を読んでいることが判明。それ読んでいる。すごくおぼろげだけど。ぜひ金田一物書いてくださいませ。
11/10分です。
最近の私は自分に甘い。ハーゲンダッツの華もち吟醸きなこ黒みつが食べたい。買って帰りました。しまったおはぎも買ってしまった。甘すぎる。
講演会「江戸の風景表現 -浮絵から北斎まで-」を聞きに行って来ました。
江戸は鎖国のイメージが強いですが、実際には中国やオランダとは交易を通じて海外から様々な絵画表現がもたらされていたようです。西洋の遠近法が中国に入りの版画になって日本へ。西洋の銅版画も入ってきます。そこで奥行きを表す浮絵が日本にあらわれました。北斎も司馬江漢や亜欧堂田善の影響を受けどんどん変わっていきます。亜欧堂田善は知りませんでした。銅版画の画家でもともと職人さんなので絵の描き方が独特。ものすごく細かい線を駆使しています。北斎も負けじと細かい絵を描いて銅版と題をつけていました。木版なのに。でも木版だったからカラーにできます。銅版画ブームが去り、北斎も年を取ってヨーロッパコンプレックスがなくなった為あの赤富士は生まれたと。のびのびしています。波ざっぱーんです。青い色も入るようになったし。そして今度はその北斎がヨーロッパに行ってブームを起こすのですから面白いものです。
小湊悠貴「ゆきうさぎのお品書き 祝い膳には天ぷらを」読了。
小料理屋「ゆきうさぎ」のシリーズ第5弾です。今回は大樹に憧れる少女の出現で、碧ちゃんとの関係に変化が?。大樹は今回柚子で柚子味噌と柚子マーマレードを作り、あらゆる料理に使っていました。今巻は冬の柚子フェアかな。