たまに電線や引き込み線を見るとどっちがいいのかなと考えることがあります。電線が地上にあると凧が引っかかったり雪の重みで切れたり火事で焼けたりします。地下に入れた方がすっきりするけど、もし断層地震があったりするとまず掘らないといけないから復旧に手間がかかります。「アンダーグラウンド」という都市の地下を描いた絵本があります。地下には地下の世界が広がっている。ただ普段意識しません。関わっている人は毎日考えているでしょうが、他の人は見えないとあること忘れてしまいます。なるほどハデスの領域だなと。豊穣の神でもあるハデスは穏やかに暮らしていましたが、アフロディーテの策略で地面の裂け目からエロスに矢で目を打たれ暴れる羽目に。
埼玉県八潮市の陥没事故を聞き、次の日助かっているかなとみたらまだ行方不明なのに驚き。そして一ヶ月経っても助けられていません。8年前の福岡の大規模陥没はもっと早く普及していたような。何よりいまだに流れ続ける下水の水量にびっくり。見えないからってないわけじゃないんだなと当たり前のことに気づきます。早く見つかりますように。そして時々は見えないもののことを考えよう。