映画「ヒプノシス レコードジャケットの美学」を見て来ました。
レコードジャケットって何かかっこいいなと思っていましたが、ここのおかげなのね。LPの頃です。すいません。それまでバンドの写真とアーティスト名が大きく掲載されたジャケットが普通だった時代にランド・アートを採用したジャケットを採用したアート・デザイン・スタジオ「ヒプノシス」。ヒプノシスを結成したストーム・トーガンとオーブリー・“ポー”・パウエルの物語です。ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーなど様々なジャケット秘話が名曲と共に出て来ます。今でこそCGですがイラストレーターもない時代に接着剤で作ったと職員さんの言葉が。それはまだいいのですが、本当に現地で写真を撮っているのがすごい。ハワイで海辺でカウチに座る羊とかスイスの山の頂上に銅像を置いて写真を撮るとか。ひどいのは工場に巨大な豚のバルーンを浮かせ写真を撮ったもののバルーンの紐が切れ豚が飛んでいき、近くの空港の飛行機を発着を止めたこと。スタントマンにスーツを着てもらい火をつけたのもひどいけど。今は全部CGね。創成から巨大産業になりMTVの時代になりつぶれていくまでの話です。一人はどんどん詰め込んでいこうとし、一人は削ろうとする。違う方がいいけどどんどん亀裂が生まれます。うん、ちょっとつながって来ました。レッド・ツェッペリンの腕の刺繍がちょっと出ていました(そこかいっ)。