エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

ふいご祭

2014-04-26 02:41:38 | Weblog

 

この「ふいご祭」の本を手にとってまっさきに思い出したのは 

昔小学校の頃習った村の鍛冶屋の歌だ

村の鍛冶屋(かじや)

作詞作曲者不詳/文部省唱歌(四年)

暫時(しばし)もやまずに 槌(つち)うつ響(ひびき)。
飛び散る火の花、はしる湯玉(ゆだま)。
鞴(ふいご)の風さえ 息をも継(つ)がず、
仕事に精出す 村の鍛冶屋(かじや)。

あるじは名高き いっこく老爺(おやじ)、
早起(はやおき)・早寝(はやね)の、病(やまい)知らず。
鉄より堅(かた)しと ほこれる腕(うで)に
勝(まさ)りて堅きは、彼がこころ。

刀(かたな)はうたねど、大鎌(おおがま)・小鎌(こがま)、
馬鍬(まぐわ)に作鍬(さくぐわ)、鋤(すき)よ、鉈(なた)よ。
平和のうち物 休まずうちて、
日毎(ひごと)に戦(たたか)う、懶惰(らんだ)の敵(てき)と。

かせぐにおいつく 貧乏なくて、
名物鍛冶屋は 日日(ひび)に繁昌(はんじょう)。
あたりに類(るい)なき 仕事のほまれ、
槌うつ響に まして高し。

 上記は文部省唱歌 村の鍛冶屋の歌詞だが

今は小学校で教えていないそうで昔々の歌となってしまった

何処を探しても野鍛冶など無くなってしまった現代だから

仕方あるまいが 昔の営みを後世に伝えてゆくのも教育の在り方

であろうに と思う

そんな現代にあっても いまだ旧暦の11月8日に鞴祭りが続けられている

ことを 今回読んだ 秋川静 著「ふいご祭」で初めて知った

鍛冶屋に限らず町の鉄工所でも鞴祭り(吹子とも書く)

の風習はあったようで 鞴は火造りには欠かせない道具 

たたら製鉄の時代から延々と使われ続けてきた 

滑稽面のヒョットコは火男と書くが

吹子と書いてもよさそうだ  男が火吹竹を吹く姿を表している

そうだが ふいごの化身のようだ 斯く斯くさように鞴は生活に欠かせない

アイテムであった時代も今は遠いむかしになった

(火造り=鉄材を炭を熾した中に入れて鞴で空気を吹込み温度を上げて鉄を柔らかくしてハンマーなどで鍛造作業をすること)

 

 

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ま く ら

2014-04-21 12:25:33 | Weblog

 

いつも録画して観ている
BSTBSのおんな酒場放浪記をみていたら
懐かしくて! 懐かしい?店が登場してビックリ
今回レポーターの古賀恵理子ちゃんが紹介したのは
東京恵比寿にある居酒屋「とよかつ」おいらが友人に連れられてその店に行ったのは
(とよかつ 渋谷区恵比寿西1-3-5-103)
もう40年近く前のことだ
今では恵比寿界隈で一番の老舗だという
その店の名物料理は鶏のつくねをニラで巻いた
通称 ま く ら
今でも忘れられない味で懐かしい
件のテレビ放映で友人を思い出して
早速電話してしまった

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2014本屋大賞

2014-04-10 00:38:14 | Weblog

本年度の本屋大賞が和田竜の「村上海賊の娘」に決った

和田竜といえば「のぼうの城」で大ヒットを取った作家なので

一応上巻だけは買っておいたのだが・・・

おいらも若い頃  水軍に興味をもって

色々と本を買い漁り

村上水軍の大三島や因島 塩飽水軍の本島や与島などの

所縁の島も歩いてきた

こんな形で水軍が表舞台に登場する日を

夢見ていた気がするのだが

なにか複雑な心境だ

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春嵐

2014-04-07 19:19:02 | Weblog

昨日は爺の一周忌法要だったが

外は春嵐と言うに相応しい荒天

雨かとおもえば季節外れの吹雪

しかし?なぜか??

墓参りの時だけ

青空にお天道様がのぞいた

爺のイタズラか?これ位で勘弁してやろうとでも思ったか

無事法要を終えることができた

吉備中央町尾原の大桜も満開だった

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酒場のたしなみ

2014-04-01 22:36:21 | Weblog

先日の日曜日

岡山の紀伊国屋書店で見つけてしまった

吉行淳之介さんの「酒場のたしなみ」

腰巻に粋な男の粋な飲み方なんてコピー

があるもんだからついつい衝動買いしてしまった

読んでみると巻頭にタモリとのエピソードが

でてくる

タモリといえば先日32年も続いた

笑っていいともが終わり降板するというので

俄かに話題が集中したが

吉行氏の母君あぐりさんは

105歳の今もご健在で

98歳まで美容師として

現役を通されたと聞く

継続こそ力なりだが

それもこれも健康であればこそだ

タモリさんお疲れ様

 

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