今はれっきとした左党のはずだが
子供の頃
祖父が酒に弱く甘いものが好きだったせいで
小豆を使った甘いものをよく食べた
祖父は自ら育てた小豆を
収穫後善い豆を選(よっ)て
砂糖が高額?(単に貧乏)だったので
代用に安価な人工甘味料(アマミゲン)使って
小豆を煮て餡を作っていた
すりこぎで半殺しにした餅米ご飯を
大人の拳大に丸めて
小豆餡をまぶすと牡丹餅が出来上がる
先日同年代の知人に
倉敷玉島の商店街に有る店を紹介された
「甘党の店やまと」というおはぎ専門店
ほんの小さな人気店なので
午前中に買いに行かないと売り切れてしまうと釘を刺された
知人が仕事帰りに買って来た件のおはぎは
祖父の作った牡丹餅とは
似て非なるプロの味であった
ふと思い出して
今 不要不急の外出を控えろといわれているのに
暇に任せて玉島まで買いに走った
今は全く知らない店でもナビが案内してくれて便利だ
昔風に言えば文明のリキだな・・・
ロートル( 老頭児)になって
かなり懐古趣味になってしまった
お萩と牡丹餅併せて10個入り七百円也
安い!!