エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

傍聞き(かたえぎき)

2013-06-30 17:09:51 | Weblog

時々ではあるが 作者の心持ちと言うか

懐の深さに感心する作品に出会うことがある
今回読んだ長岡弘樹の傍聞き(かたえぎき)は
短編ではあるが
まさにそんな作品で そこいらの警察小説に
は無い人間に対する慈愛に満ちた作品だが
推理小説としても 貫井徳郎の慟哭にも似た
衝撃とトリックが隠されていた
その種明かしは ネタバレになるので割愛するが
この作者が
次にどんな話を読ませてくれるか楽しみだ
 
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今日の一冊

2013-06-29 15:49:02 | Weblog

大作傑作を読み終えた後は書店で新刊を物色していても

なかなか読むべきものを決めかねてしまう

めぼしいものに心当たりをつけて何も買わないで帰るのだが
次に店に寄った時には 心当たり?に心当たりがないという事
になってしまう    (可笑しいか?可笑しいなら笑え)
確かこの辺の平積みに置いて有ったのだがと
探すべき本の書名も解らずうろうろとしている時
今回の本は見つかった
傍聞き(かたえきぎき) 長岡弘樹 双葉文庫
モンスター百田尚樹 幻冬舎文庫
小説 田中久重 童門冬二 集英社文庫
さあ !! どれから攻めようか
 こいつも一緒に買ってきた
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みをつくし料理帖 残月

2013-06-22 17:20:43 | Weblog
次はいつ出ると 待ち侘びていた新刊の「みをつくし料理帖 残月」は
前巻夏天の虹で助っ人料理人又次の悲劇的死で終わっていたのだが
今回はその死を受けての残された人の物語だった
ついこの間親父の四十九日を済ませたばかりのおいらには
図ったような内容で涙が滲んで止まらなかった
と言うより最近本を読んで泣き通し(歳のせいか?)
 
 
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海賊とよばれた男 下巻

2013-06-15 22:48:23 | Weblog

久しぶりの梅雨らしい雨

農家には恵みの雨だ

昨夜倉敷のbarを何軒も漂流してかなり吞んだので

今日はゆっくり朝寝して

読みかけの海賊とよばれた男の下巻を開いた

この巻では日章丸事件について

アメリカ系の石油メジャーの卑劣さ恐ろしさと

そのメジャーに闘いを挑みつづけた男(日本人)ことが

克明に描かれていて身震いする思いで読んだ

マンモスタンカー日章丸のビデオ映像これには国岡鐵造こと出光興産社主の姿も写っていた

 

 

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海賊とよばれた男

2013-06-12 23:05:46 | Weblog

従兄弟が大病を患って入院して脚を切断するという
憂き目にあい俄かに読書に目覚めた というので
おいらの蔵書を何冊か進呈したのだが
そのお礼にと 読みたいとは思っていたのだが 
まだ買えずにいた「永遠の0」の百田尚樹の最新作
「海賊とよばれた男」上下巻を従兄弟は退院したあと
(何か琴線に触れるものがあったのか?)
届けに来てくれた 
還暦を過ぎるとある程度自分の性格を分析する事ができる
それを公けに語ると嫌らしく聴こえるのも承知している
今回よんだ本屋大賞本年度第一位の「海賊とよばれた男」
は実を言うとおいらの性格からすると読んで無いふりで
スルーしたい作品だった 頭が切れるうえに家族思い社員
思いの仕事のできる努力家などという
絵に描いたような良い人などを主人公にしてほしくなかったし
(それが実在の人物だと?)
そんな人間の成功物語りなど読みたくもなかった
おいらは他人を妬むし嫉む嫌らしい性格の上自分勝手で自堕落な人生を
これまで気が付かぬふりでのうのうと厚顔無恥で生きて来たし
こんな懺悔など断じてする気も無かった
しかし・・・口惜しいかなこの作品を読んでしまうと今回は
なぜかスルーすることができなかった

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キヤデラックレコード NHKbsプレミアム

2013-06-08 01:40:20 | Weblog

今夜NHkbsで放映された

「キャデラック・レコードアメリカを変えた人々の物語」は

深夜枠にはもったいないほど秀逸だった

舞台は1950年代のアメリカで黒人達がまだまだ差別に

身を震わせて居た頃

おいらがションベンたれの鼻垂れの頃の実話だ

そういえば70年代初めに公開された

アメリカングラフティを思い出すが

それ↑とは違って

懐かしいとも言えない曲が次々とながれる

どれを聴いても素敵だ!

こんな良い映画を

今まで知らずに観ていなかったのは不覚だ と思わせる

ビヨンセがエタジェイムスに扮して唄う曲もいいね!

(ビヨンセの方が格段に色っぽいが)

エタジェイムスは一昨年亡くなったそうだが

これからエタ曲を探して聴いてみたいと思っている

 

 

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最後の一本

2013-06-02 07:07:25 | Weblog

昨夜 ノーベル賞授賞式で出される

今は入手困難な

珍しい灘の銘酒「福寿」が手に入ったと誘われて

叔母の家に呑みに出かけた

福寿は評判に違わず辛口の旨き酒だったが??

呑んべい4人が集まるとあっという間に消えでしまった

それではと

5年前岡山赤坂のサッポロワイナリーに半年通って作った

マイワイン「シルバーウエディング」

づっと大事に残して居た最後の一本を

この際飲む事にした

この実はこの前倉敷のワインバーに寄った時

件のワインの話をするのと

5年も経つのなら劣化の心配が有るので

早めに飲む事を勧められていたのだ

開けてみたが劣化はみられず

以前吞んだ時よりこころもち辛口の

いいワインに変貌していて驚いた

これも瞬く間に飲み干して

「まだ隠してるだろう」ともう一本所望されたが

残念ながらもう2度と呑めない想い出の酒になってしまった

 

 

 

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