ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとずうっとオートバイがいちばん好きだった

バッテリー交換する(R100RS) 後編

2006年12月20日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

先回はバッテリーを外したところまでで日没サドンデス(?)となってしまった。

今日は朝冷え込んだけど風も無く穏やか。週間予報では明日木曜は雨とされていたが、どうやらそれは無くなった様子。しかし、空には一面のひつじ雲が・・・。すっきりとは晴れないのかもしれない。ま、それはさておき。

買ってきておいたニューバッテリーはたぶん軽四用のもので、パナソニックの34A19L。「A」っていうのと、「19」っていうのがサイズに関わる数字なのでここが大事。けど、微妙なサイズの違いがあるようなので、あくまでも目安だ。

2006_1214_05

クロ号をひっぱりだして、さっそく取りつけ開始。

狭い場所に無理やりねじ込む(シートを外してないからね、理由は前に書いたとおり)ので、万が一のショートに備えて端子に絶縁テープを巻きつけておいた。

しかし、案外あっさりとバッテリーはケージに納まった。

2006_1214_06

バッテリーに新しいボルト・ナットがついていたので、それを使って端子を取りつけた。各部の締め付けやがたつきをチェックして、

いよいよスイッチON!

いきなりわかる変化が。ワーニングランプが今まで見たことないような明るさで点いている!

そして、セルを回すと、これまた初めて聞く力強い回転音!

やっぱ前の湯浅くん(バッテリーね)弱ってたんだねー。


バッテリー交換する(R100RS) 前編

2006年12月15日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

充電がてらクロ号に乗ってこよ、とか云ってたら、ほんとにバッテリーが上がっちゃってた。

このところチョイ乗りばっかで、距離乗ってなかったからな。

それにしてもどうしたものか、押し掛けしても、クルマにつないでも良いけど、そもそも、このバッテリー自体が最初(クロ号は中古で今年の2月に購入した)から付いてたもので、夏の間何の問題も無く使えていたが、ちょっと寒くなり始めてからやや具合が悪い。

よし、交換!

ということで、まずはバッテリーの取り外しから。

シートを開け、サイドカバーを外す。

ターミナルが剥き出しで、フレームに近くちょっと不安。マイナス端子を外してから、ブラケットを取った。

クロ号(R100RS)のシートは昔のバイクらしく横開きなのだが、バッテリーを上に引き抜く時に邪魔になりそう。シートを外そうと思うがよくわからない。仕方なくテックモーターサイクルに電話して聞いてみた。

「取るのは大変ですよ、取らなくてもバッテリーは取り出せますよ」とのことだったので、シートをムギュっと思いっきりこじ開けて、バッテリーを引き抜くとなんとか取り出せた。フーーー。

バッテリーの端子には意外にたくさんのコードがつながる。右が2本に、左が3本。

しかし、ドライバー1本でバッテリーが外せるなんて、やっぱ古いオートバイは良いね。

2006_1214_02

付いていたバッテリーは湯浅の「30A19L」。純正ではない。クルマ用と思われるが端子はオートバイによく使われている穴が開いた(ネジが切ってあってボルトで平端子を共締めする)タイプだ。

2006_1214_03

ここまでやってバッテリーを買いに出た。いつものカーマホームセンター岡崎店。パナソニックの「34A19L」を購入。3980円也。

戻ってくると、また雨が降り出した。

2006_1214_04

この続きはまた後日。


ハンドルのセットバックキット

2006年11月25日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

前にブログに書いた2つの作業をクロ号(R100RS)にしてもらった。いつものテックモーターサイクルです。

まずはオイル洩れの総本山、シフトシャフトのオイルシールの交換。これはしばらく様子を見てみないとわからない。オイルが洩れた跡をきれいに拭いてくれたので後日観察してみることにする。これがOKなら、クロ号のオイル洩れは「ナッシング」になる。

2006_1125_01

ハンドルのセットバックキットは当初自分でつけるつもりでいたが、メーターやワイヤー類がかなり込み入っていて怪しかったので、結局取り寄せも取り付けも頼んでしまった。(バイクハウスFLAT製ハンドルセットバックキット23,100円)

実際、結構大変だったらしく、タンクまで外したらしいが、取り付け後の姿はさすがにプロの仕事、とっても美しく仕上がった(工賃はそれなりにかかったけどね)。

2006_1125_04

事前の問い合わせでは、上へ2cm、手前へ1cm移動するとのことだったが、実際に乗ってみるとかなりアップライトな感じがする。ボクは腕がひとよりやや短めなので、クロ号の超短いハンドルバーに腕が伸びきってしまっていたが、これで腕に余裕が出来ラクになった。相対的にステップ位置が下がり下半身の方は間が抜けた感じが強くなった。これは後日要対策かな。

2006_1125_02

2006_1125_03

ハンドル位置が高くなって、スタンド降ろしや押し引きもラクになった。これはすごく助かる。

純正のクラッシュパッドが付かなくなったのはちょっとペケかな。


ベンベ(BMW)は疲れない?

2006年11月22日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

よく言われることだけど、ベンベはどんなに乗っても疲れないなんて云うのは迷信だ。

大陸の東の果てに黄金の国「ジパング」がある、っていうのと同じだ。

ちょっと前まで「速い」ことがオートバイの勲章だったのに、「疲れない」っていうのは言い逃れか、苦し紛れにしか聞こえない。だいたい、国産のオートバイの倍くらいするお金を払って、馬力が低くって遅いなんて信じられない。そういう時代だった。

21世紀に入って、みんな老いた。人と競い合わなくてもご飯が食べれるし、クルマにだって乗れる。「疲れないオートバイ」は俄然その魅力を上げたんだろうね。

でもね、ベンベだって疲れるよ!

ドイツ人が作ったオートバイだからね。大陸の東の果ての住人にはでかすぎるっていうもんだ。腕は伸びきっちまうし、スイッチは遠くて指はツルし、足なんてまるで届きやしない。

あーハンドルバーがあとコブシ1個分近ければね-・・・。

ってことで、ハンドルセットバックキット付けることにした。

なぁーんだ、それが云いたかったのかョ。

これでクロ号(R100RS)、疲れなくなっちゃうかも。ウヒヒヒヒ。


オイル洩れ これで治るか?

2006年11月11日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

クロ号(R100RS)は、オイル洩れする。

あっちこっちなんて話も良く聞くが、うちのクロはそうでもない。

でも1ヶ所ちょっとひどい。停めておく時は良いのだが、走り出すと洩れ出す。ポタッ・・・、ポタッ・・・。ミッションの辺りからだとは目星を付けていたが、いま一つはっきりしなかった。

考えているうちに、動いてる時だけなので、クロが走っているときに動かすところが怪しいんではナイカイ、と思いついた。

シフトペダル。

停まっている時はちっとも動かさないけど、走っているとき頻繁に使う。でしょ。

2006_1102_03

ミッションケースからシフトシャフトが突き出している、ここが怪しい。

よーく見てみると、はたしてオイル洩れ洩れ。その真下の配線、ミッションケースの下側、そしてエキパイのチャンバー部へとミッションオイルが伝わっている。

おお!こいつはカンタンに治りそうだ。

すぐにバイク屋に行って、この思い付きを相談してみた。

パーツ№2312・1338・740  シフトシャフトオイルシール。こいつを交換することになった。

これできっとオイル洩れはなくなりそうだ。


秋の三河路

2006年10月12日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

東名集中工事のこの時期は、東名が使えないばかりか、迂回する車で下の道も混雑する。

考えることはみんな一緒で、豊田まで行って東海環状道に乗ろうって算段だ。

国道248号線は大混雑。豊田東インターまで行く気も失せて、なんとなく県道39号線(岡崎足助線)に曲がる。

松平を抜けて、交通量も減ったころ、さてどこまで行こうかな、なんて考えるがなかなか思いつかない。気分が乗ってないのだ。

それにしてもこの県道39号線、通称足助街道、オートバイに乗るようになってからいったい何度ここを走っただろう。100回や200回ではない。20年以上前からほとんど変わってない。いや、そんなこともないか。でも、ほんのちょっとした変化でしかない。ということはむかしから良く整備されていた街道だとも云える。

足助まで来て国道420号線の分岐を前にして、行ってみようかどうしようか、迷う。ちょうど対向車が途切れた。行けってことでしょ。

2006_1012_02

紅葉の名所、香嵐渓もまだまだ色付きはない。

適度にワインディングする国道420号線を3速ホールドで流す。エンジン回転が3,500~4,000rpm。ボクサーツインのブーンという独特の唸りを発しながらひとつひとつ丁寧にコーナーをクリアしていく。

2006_1012_03

ふと路傍に目をやると、かわいい野菊がひなたに咲きそろっていた。夕べ遅くまで降っていた弱い雨にしっとりと濡れて、水滴がきらきらと太陽を反射した。

日当たりの良いところではすでに色付き始めた木もある。

2006_1012_04

阿蔵(あぞう)で国道473号線へ折れる。

入ってすぐの保殿辺りの渓流は毎年紅葉が美しい。苔むした岩の渓流と真っ赤な紅葉のコントラストがとてもすばらしい。

まだ1ヶ月くらい早いがすでに色付きの始まった木々もある様子。

2006_1012_05

2006_1012_06

2006_1012_07

三河は秋がいちばん良い。これから1ヶ月どこを走っても楽しい季節。どこに行ったわけじゃあないけど、今日はとてもこころ満たされたな。

2006_1012_08

2006_1012_09

(写真多すぎ? 重かったでしょうか?)


オイル交換

2006年10月08日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

R100RS(クロ号)のオイル交換。

いつものテックモーターサイクルでやってもらった。

ボクは自慢じゃないけどメンテはプロにやってもらう主義。できるだけプロにいじってもらって好調を維持していきたいから。

オイルはYACCOのYC454 15W-50 100%化学合成油。

空冷エンジンには部分合成油が良いといわれるが、このオイルまったく問題ない。

エンジンが良いのか、オイルが良いのか、減りも少ない。今回4,000キロ走ったが、途中で500cc位しか補充してない。

500ccしか、って補充なんか普通しないぜって思ったあなた、そのとおり。

ご存知の通りですがボクサーエンジンはオイルを食っちまうんです。現行の4バルブボクサーも同じです。取説にも「1,000キロで1リットル」は正常の範囲と、異常なことが書かれています。

実際、他のオートバイで、オイルのレベルに気をつけてはいても、補給することって滅多にないと思う。

だいたいこのボクサーエンジン、かわっている。

継目という継目からオイルがにじむ。

国産エンジンなら重大な故障の前兆ということもあるだろうけど、こいつの場合、故障って訳じゃあない。

最初はどんなもんだろうと思ってたけど、ずっと見てると、こんなもんかなと思えてくる。

一生懸命なのに、このどっかユルい感じに、育ちの良さを感じない?

感じないか・・・


山奥のマグロ寿司

2006年09月29日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

雨男なんて云ってるけど、ここんところ好天続き。

オートバイはやっぱ晴れてないとね。

で、今日(9/28)も朝から良い天気。走りに行っちゃいましょう。

あまり目的地決まってないけど、寸又峡でお風呂でも入れればと思って走り出した。

豊川から姫街道(県道5号線)に入って本坂を越えてと思うが、この道ぜんぜん流れない。涼しいと思って3シーズンジャケット着てきちゃったからちょっと暑い。

道なりに国道362号になるけど県道31号線を過ぎるまではトロトロ。でもそれを過ぎると快調になる。本坂トンネルは有料だからね。

直前で峠越えの旧道が分岐するけど、はっきり云っておすすめしない。通行料ケチった営業車が飛ばしまくってるし、峠のトンネルは味があるけど、景色はまったく期待できない。二輪車は150円とお得だし、125cc以下ならなんと20円。小銭払って先へ進みましょう。

トンネル越えると静岡。いきなりミカンの畑に出て、静岡を実感する。

国道362号線は浜名湖の北岸をクネクネとつなぐ。あまりよい道ではないが、流れはいつも良く、景色も申し分無い。冬になると山へ行けなくなるので、この辺りを良く流しにくるけど、一年中走りを楽しめる。おいしい鰻屋さんも多いしね。

この先、気賀から都田を経て、天竜二俣の至るが、この区間は3桁国道らしく、あちこちでカクカクと道が折れるので、標示板に注意した方が良いです。まあ、難しい個所はないので、しっかり、前を見とけばOKです。

二俣を抜けると、いよいよ国道362号も本気モード。途中の春野まで快走路が続きますよ。

きょうの相棒はR100RSクロ号。

久しぶりに乗ると、いつもそうだけど、ポジションに違和感を感じる。でもこれが不思議で、小1時間も乗ってるとなぜかしっくり来ちゃう。

走り始めのころはポジションのことで頭がいっぱいで、やっぱステップ換えんとな、ハンドルはもう少し垂れ角付けるか、とか考えてるけど、そのうちすべてがピタッとハマッて、何も考えなくなってる自分にあらためて気付く。

それよりも何よりも、この2バルブエンジンの中速域のエンジンフィールがたまらない、ホレボレする。

これ、なんだろうって思ってたけど、滑空感だね。きょう気付いた。澄んだ空気の中をなめらかに滑るようだ。

途中の道の駅「いっぷく処横川」に寄る。

ここ、すごい山の中で施設もさほど大きくない。売ってるものもシイタケだったり、アケビだったり山の物がほとんど。なのになぜかマグロ寿司が名物なんです。ちょっとお高いんですが、うンまいです。大いに価値あり。昼時だったら食べてみてください。

2006_0930_01

ここまで80キロしか走ってないのに、すでに昼過ぎ。いまから寸又峡へ行って温泉て云う気分でもないので、とりあえず大井川まで出て戻ることにする。

この先国道362号線は秋葉神社の膝元、春野町をいく。

天竜川の支流、気田川に沿って道は大きくワインディングする。支流と云っても川幅は100mほどあって流れも非常に豊か。蛇行が激しく何度も何度も気田川を渡る。その橋のどれもが立派なのに感心する。秋葉の天狗ドンが欄干に潜んでた。

2006_0930_02

国道はさらに支流の杉川に沿って高度を上げていく。この峠はちょっと険しい。頂上部から先は林道様で杉の森の中、薄暗くて、苔むしている。

驚くのはこんな深い山中にも人の気配があることで、急な斜面を開いて茶畑が点在している。

2006_0930_04

まだかよ-、と思うころ、大井川に出る。

左岸の県道77号線で下流の町島田を目指す。ここも車が多く、思うように進まない。大井川の桁はずれた川の様子でも楽しみながらのんびり行きましょう。運が良ければSLにもあえる。

島田から国1にはいる。磐田から東名に乗る。

休憩に寄った浜名湖SA。空にはうろこ雲が広がっていた。

2006_0930_06

本日の走行 R100RS(クロ号)

58,617-58,876  259キロ


R100RS(モノサス)

2006年09月17日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

ボクはいま都合3台のオートバイを所有している。

タイトルの「R100RS]が一番古くに出来たオートバイだけど、僕のところへ来たのは、一番新しい。今年(2006年)の3月2日に納車された。オドメーターはすでにその時54,980キロ。かなり走ってた。

1992年にドイツで作られて、日本へやってきた。今は真っ黒なんだけど、資料によればもとは赤メタだったらしい。何かが当たって塗装がはがれた所が確かに赤い。

新車当時は、もうこのエンジンやスタイルが無くなってしまうという事でよく売れたらしい。しかし、そこはBMW。値段はかなりのものだった。国産車の倍は軽くしてた。

でも、OHVのベンベの中では、このR100RSは中古で手に入れやすいらしい。オートバイ屋さんに行って、年式や色、予算を伝えると、3日もせずに「ありましたよ」と返事が返ってくる。程度はピンキリだが、お金さえだせばまあはずれは少ない。僕の場合は全部込みで約80万だった。安くはないが、安心を買ったつもり。

とにかくおもしろいオートバイで、いまのところ大満足している。オイルが漏れたり、変な癖があったりするけど、個性とも取れる範囲内だと思っている。

なんだろうな、とにかくおもしろい。ベンベのオートバイはベンベのオートバイでしかない。他のオートバイと比べられない。ホイールが2つでエンジンで動いているものをオートバイというなら、たしかにこいつもオートバイだけど、もし違う名前ならそれでも納得してしまう乗り物だ。何を言っているのか自分でもわからなくなってきた。

いま、3,500キロ程走ったけど、まだまだどんどんこいつにはまっていくボクがいる。

200604061154000


携帯からアップ

2006年08月25日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

携帯からブログへアップできればもっともっと手軽に更新できるじゃないですか。ということでやってみてます。 きのう、残暑の中、道の駅スタンプラリーのスタンプ集めに行ってきたんですが、爪先のすぐ前にシリンダーがあるこの子の場合、ほんとに足が火傷するほど熱くなっちゃいます。適度に休まないとマジで火傷。

携帯からアップ