ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとずうっとオートバイがいちばん好きだった

大寒に伊勢参り、けどそれほどでも(サブさがね)

2011年01月24日 | R1150RT (2001) あお号

今年の「寒波」はラニーニャ現象の影響で

凍てついたシベリアの平原から

まともに日本列島へと送り込まれて来ているらしい。

先週はボクの住んでる辺りでも、久しぶりの大雪になって

交通がマヒするほど積雪したよ。

それでも翌日には雪はほぼ融けてなくなり

陽があたりにくい山陰にその痕跡を残すだけになった。

伊勢へ向かうその日の朝も0°C前後まで冷え込んで、

全線高架の伊勢湾岸道は不気味な黒光り。

路面に薄っすらと水の膜が出来ているらしく、

前走車からの飛沫にあお号(R1150RT)のウィンドシールドは、

あっという間に薄汚れてしまった

        〇

お節介な渋滞情報が何度も出るけど、

それほど重篤に流れは滞らず、四日市・亀山辺りも気にならず。

鈴鹿の山並みはすっかり雪をかぶって、美しい水墨画の大パノラマが広がる。

まだ時間が早いからか、その鈴鹿からの強烈な吹き下ろしもなく

ここ何年間のうちでは、楽な部類に入る参宮となったね。

それに例の「社会化実験」(?)とやらで

津から先の高速料金が「ロハ」

ただ地元の人はほとんど松阪で下りてしまって

伊勢まではいつも通りのガラ空きだったよ。

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岡崎を出てジャスト90分。

あお号は豊受大神宮(外宮)の「駐輪場」に滑り込んだ。

これって、伊勢参宮の最短アクセスだと思うよ。(飛ばしてないってー

大寒(あたりの頃)に伊勢参りするようになってちょうど10年。

RTだからだとは思うけど、メチャメチャサブいなんていう年はあんまりなかったね。

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特にお伊勢さんは不思議なくらいいつも穏やかでポカポカ。

今年もキリッと空気は引き締まってるけど、とても穏やかだ。

外宮をお参りした後、皇大神宮(内宮)へまわる。

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遷宮まであと2年。

昨今の「パワースポット」なるブームのせいか、

うら若き女子や若年のカップルを例年の10倍くらい目撃したね。

けれど、お伊勢さんはそんなブームなど目じゃないくらい

むかしから「大流行り」なのさ!

お土産は「赤福」と「安永餅」

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安永餅は伊勢にはないけど、このあたりのSAなら買えるよ。

どっちも生ものだから写真撮る前にお腹に納まっちまいました

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今年の干支は「卯」

この干支守りを買うのが目的の一つなんだけど、

今年の「うさちゃん」はすごい造形でした! 

 

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久しぶりの伊豆はやっぱ楽しかった

2010年12月13日 | R1150RT (2001) あお号

先週の休日出勤の代休がもらえたので

久しぶりに伊豆へ行ってみた。

伊豆は走りごたえのあるルートが多いけど、

いかんせん土日はヒトもクルマも多すぎる。

明け方までの雨とその後の冷え込みが心配だったけど、

何とか早く起きられたので、行ってみることにした。

        〇

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浜松を過ぎるころまでは雲が多くて、路面も濡れていて

どうかなーなんて思ってたけど、

日本坂トンネルを超えると、ズドーンと正面に富士山がそびえ立った。

先月の初めに見たときは雪もまだほんのちょっとだったけど

今日の富士山は5合目あたりまでしっかり冠雪して

「らしい」富士山だ!

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風が強いのか雪煙が上がっている様子まではっきりと見えた。

沼津で高速を下りて、箱根峠へ上がる。

箱根峠ってなぜか曇ったりしてることが多いんだけど、

今日もやっぱり曇ってた、ボクだけか?

伊豆方面への県道はウエットだった。

しかも、凍結防止剤みたいな白いツブツブが散布されている。

日陰の道路はたしかに凍結の気配があるね。

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伊豆スカイラインは「社会実験」とやらで200円也!

おかげで二輪車の事故が増えたって云うんで大そうな騒ぎだ。

二輪車を締め出せ、みたいな意見もあるようだけど、

走る権利を事故の増加だけで奪うのはおかしな話だ。

走らせないなら走らせないなりの理由が必要。

事故が増加した、など理由になる訳がない。

料金が安くなって、そこを走るオートバイが増えれば、事故の総件数だって増える。

じゃあ、また料金上げればいい。(事故が減れば良いっていうだけならね)

上げたってボクは走るよ。

だって、伊豆スカイラインは走る価値がある素晴らしいワインディング道路だ。

しっかりと加速できるストレート長。

ブレーキングが必要なコーナーの曲率。

リーンしている時間が長い深いコーナー。

動物以外の飛び出しの危険性が低くて、路面もよく整備されている。

ボクは4速キープで楽しく駆け抜けたよ。

        〇

文字どおり「あっ」という間に伊豆高原まで行ってしまった。

城ケ崎目指して山を下りる。

ヒドラの大室山のふもとに桜が咲いていた。

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寒くなると聞いていたけど、そうでもない。伊豆はやっぱ暖かなのかな。

のんびりとした車列に加わって伊豆の南端を目指す。

今日は弓ヶ浜の食堂であるものを喰ってやろうと、朝からイヒヒなのだ。

けれど久しぶりの伊豆は距離感がつかめなくてなかなか着かない。

ほんとは河津の踊り子温泉会館で湯に入ろうと思っていたけど

12時過ぎてるのに下田に着けないでいた。

温泉は後回しで弓ヶ浜へ急ぐ。

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やっと着いたのでとりあえず海岸の写真を撮って

「青木さざえ店」へ。

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これこれ、これを喰いに来たのだよ。

「伊勢海老天丼」

うーーーーんまい!

けど、ほんとは身がコリコリしすぎて喰いぬくいんだけどね。

        〇

食後、満腹のおなかをこなすためにしばらく海を眺めて過ごす。

しかし、この弓ヶ浜って、見事に「弓なり」だね。

などと下らんことを考えつつ、再出発の支度を整える。

国道には戻らずに、県道16号線(下田石廊松崎線)を行く。

太平洋と遠くに浮かぶ伊豆諸島を眺めつつ、素晴らしい海岸線が続く。

石廊崎を超えると急激に高度を上げて、今度は海岸線を眼下に見ることができる。

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国道に合流すると、その先は「マーガレットライン」

ダイナミックなワインディングがすばらしい。

深いコーナーで高度を上げる区間がとても楽しい。

打って変わってタイトなヘアピンで一気に海岸線へ降りると「雲見」

橋の上から遠くに富士山が見えた。(わかるかなー?)

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ここから松崎までやや狭い道がくねくね続くけど、

切り立った岸壁の向こうに富士山が見える爽快なルートだ。

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やっぱ伊豆はいいねー。

このまま西伊豆を上がってもよかったけど、

月ヶ瀬で買いたいものがあったので、県道15号線で河津へ向かった。

この15号線(松崎街道)もいーね。たまらんワインディングだ。

東京の人が伊豆を好きなのもわかる気がする。

小田厚か西湘で小田原に出て、ターンパイクで箱根。

あとは伊豆。

西・東・そして天城とどこを走っても楽しいね。

ほんとうらまやしー。(土日は激コミだけどね)

        〇

河津のループ橋をくるくるっと駆け上がり、

いつもどおり、わざわざ旧トンネルをくぐりに行く。

昨日の雨で、まだドロドロの旧天城峠を越えた。

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天城を越えるときは、なぜだか「天城越え」唄ってないですか?

ない? あ、そうですか。

湯ヶ島の先、月ヶ瀬の「小戸橋製菓」に立ち寄る。

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ここの「猪最中」と「うりんぼう」が大好き。

さあもう思い残すことがなくなったんで帰るとするか。

修善寺から先は、ケチらずに有料使うとあっという間に沼津ICまで行ってしまう。

すっかり夕闇の東名をノンストップで帰ったよ。

久しぶりの伊豆は「疲れたな」と思ったら、680kmも走ってた。

12時間、メシ以外はずーっと走ってたからな。

まあ、楽しかったけどね。

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晩秋の木曽路・伊那谷

2010年11月22日 | R1150RT (2001) あお号

あんなに暑くて、いつまで続くのかと、うんざりさせられた日々も

いつともなく終わりを告げて、

すでに朝晩にはストーブを焚いて

夜は毛布にくるまって寝ている毎日だ。

とは云え、日中の寒さはまだそれ程でもなく、

さすがに真冬のそれとはまだまだ比べようもない。

        〇

先週行きそびれた、木曽路をたどる。

出遅れたせいで高速は数珠つながり。

中央道・恵那の手前では渋滞して流れが滞るほどだ。

しかし、みなさん一体どこへ向かっているのか?

中津川から下へ降りたら、国道19号は拍子抜けするほど空いていた。

いやはやまったくなぞだね。

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        〇

馬籠宿へ向かう県道7号線の分岐を過ぎて「木曽路」に入る。

落合川にかかるトラス橋の前に「これより木曽路」と案内が出ている。

国道は大きなカーブで高度を一気に上げて

この先木曽川に沿って「木曽十一宿」をたどって進む。

19号線は片側1車線がほとんどなので

さほどスピードは出ないけど、信号が無いせいで流れは比較的良い。

とは云え60キロ程度の流れなので、前傾のきついオートバイには苦痛かもしれないけど

あお号(R1150RT)だと、周囲の景色を楽しみながら進むのに丁度良い感じ。

大桑辺りまでは山々の色付きが深まってとてもきれいだ。

遠くに見え隠れする中央アルプスの峰にはすでに雪化粧がされている。

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上松を過ぎると季節は一気に進み、すでに山は枯れ冬支度が進む。

今年は予想に反して、紅葉がとても素晴らしかったように思う。

木々の色付きも良くて、進行が遅かったせいか、広域で紅葉が一度に見られたね。

        〇

鳥居峠を越えずに、伊那谷へと進路をとる。

権兵衛トンネルあたりも一面のカラマツがその細い葉をふるい落としていた。

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路面も日陰では不気味な黒ずみを見せ、すでに凍結の気配を感じさせた。

長くて寒いトンネルを抜けて、伊那谷へとまっすぐに降りていく。

正面に雪を頂いた南アルプス。

晩秋の気配濃い伊那谷がパノラマで広がった。

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ボクはこの伊那谷の眺めが、八ヶ岳高原に並んで、大好きだ。

今年はこれが最後になるのだろう・・・・・・

また来年の春、一面の果樹園の木々が満開の花を咲かせるころ、

アルプスの残雪を見に伊那谷を訪れよう。

すでにその日が待ち遠しくて堪らないよ。

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ついでにこいつも食べに来ようっと

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まわり道 大好き

2010年11月15日 | R1150RT (2001) あお号

天気がいまいちだけど、走りたい気持ちが強い。

約1か月ぶりにあお号(R1150RT)を引っ張り出して、エアーをチェックした。

先週から充電機につないでおいたバッテリーは

何のためらいもなくあお号のエンジンを始動させた。

ジャケットにはインナーを付けて、カイロを張り付け、

首元にはネックウォーマーを付けるかなりの防寒体制。

でも、それ程の寒さじゃ無かったかな?

        〇

この日は、平岡ダム辺りの紅葉が見たかったから

国道151を北上して、新野から418へ入って平岡へ。

そのあとは県道1号をたどって飯田・伊那谷へと進み、

権兵衛峠を越えて、木曽路を戻るルートを、なんとなく考えていた。

        〇

けれど、計画なんてもろいもので、通行止め一発ですべてが変わっちまう。

でも、ボクの人生と一緒で、オートバイで走っているのは、何か目的があってのことじゃあない。

走っているうちに気が変わるなんていつものことだし、

通行止めや、トラブルでやむを得ず、思わぬところへ向かっていたりするもんだ。

思いどおりにいかない人生。

思いどおりにいかないツーリング。

だからオートバイでのぶらぶら旅は止められない。

        〇

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新野峠の紅葉があまりにきれいだったから

ちょっとだけ林道に入って、紅葉がきれいそうな雑木林を探して走った。

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峠を下りて千石平に降りていくと、国道418号線は通行止め。

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平岡へは先の和知野ダムあたりから、県道を迂回しなくては行けないらしい。

せっかく今日はこの418のクネクネ道を楽しみしてきたのになー、

なんて思ってたら、実は迂回路に指定されていた県道がすんごいクネクネだったよ!

阿南へ抜けるループをクルクルと駆け下りて

長い帯川トンネルを抜けた先で和知野ダム方向に曲がって

その先で県道430号線に入った。

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この県道がすんごいルートで、狭いは、上るは、下るは、

路面は濡れた落ち葉と折れた枝が散乱して、ズルズルすべりまくる。

途中、何が起こったのか電話線の電柱が折れたまま放置されていた(線付きで)。

でーーーーーもーーーーーー、紅葉サイコー!

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川の流れは澄みきって、泳ぎたくって仕方無い!(泳がないけど)

いやー、儲けたねー。

まわり道、上等。

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為栗(してぐり)で県道1号に合流して、とりあえず平岡方向へ進んだ。

平岡ダムで堰き止められた天竜川が深い谷にたっぷりと流れて、素晴らしい眺めだ。

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天気は良いけど、景色が妙に霞んでるなーと思ってたら

黄砂が飛んで来ているんだってねー。

あれって春先なんじゃあなかったっけ?

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平岡ダムでのんびり紅葉を眺めてたら、

なんだかもうどうでも良くなっちまって、そのまま県道1号線を戻ることにした。

でも、この県道1号も通行止めが多くて

滅多に全部走れたことが無いルート。

なのに今日はほんとに初めて佐久間まで無問題。

オートバイがまっすぐ立っている時間の方が絶対に短いクネクネルート。

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途中で写真を撮るため止まってたら、いい音させたソロのエストレヤが通り過ぎて行った。

こないだ大平峠で写真撮ってた時にも、ソロのエストレヤが走って来たな。

山深い峠道を、ロングストロークエンジンのいい音させて走り去るエストレヤ。

いま、実はすごく不安です、エストレヤ買っちゃいそうで・・・・・・

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日本の土木技術の原点ともいえる巨大ダム「佐久間ダム」

初めて訪れたのはもう30年以上前の事だね。

その後も何度かここへは来たけど、30年前はすごい観光地だったように記憶している。

今は紅葉シーズンの週末でも閑散として、

時々来るハーレーの集団がとても傍若無人に感じる程静かだ。

それにしても久しぶりのあお号(R1150RT)ぜんぜん乗れてなかったなー

たまに乗ると掴みどころないんだよなー

もっと走らせてやらないといけないね。

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落ち葉を舞い上げて

2010年10月18日 | R1150RT (2001) あお号

朝6時の空は、ヒツジ雲。

ソワソワする気持ちに急かされながら、冷たい空気を切り裂いて高速道路を北上する。

木曽御岳か飛騨のせせらぎ街道か、

紅葉の進み具合を、沿道の景色に尋ねながら、気分に任せて進んだ。

意外なことに、クルマはまだ少ない。

東海環状道「富加関IC」で県道に下り、津保川に沿って走る。

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すでに稲刈りを終えた田んぼはどこも「ひこばえ」で青々としている。

それを目見するだけで、冬がもうすぐそこまで来ていることを思わせる。

国道41号線との合流点で、今日1回目の休憩をとった。

空はイワシ雲に変わっていた。

それも南側半分で、北側は怖いくらいの青空だ。

飛騨金山から「国道256号線で郡上八幡」というルートを見送って、そのまま41を進む。

下呂の先、「飛騨萩原から国道257号線」をパスすれば、自ずと御岳ということになる。

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「紅葉」とひとくくりにするけど、

文字通りの「紅」だけでなく、葉の色付きは「黄葉」「褐葉」など広葉樹の枯れ色によって様々だ。

楓の真っ赤に色付くさまは、印象が強く、まさしく「もみじ」の代表格だけど

自然の雑木林や森では、むしろ黄色や褐色に色付くものの方が圧倒的に多い。

雑木の森が枯れいく様は、ひとの心を優しく癒す。

楓の紅葉は圧倒的だけど人工的な感も否めず、自然のもつ風情には到底勝てない。

人工的なせせらぎ街道よりも今日は木曽御岳の懐に抱かれよう。

ボクは国道41号を飛騨小坂まで走って、県道441号線鈴蘭スカイラインへ向かった。

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鈴蘭スカイラインはボクの想像どおり、素晴らしい秋の色に染まっていた。

走っていると、無数の枯れ葉がひらひらと落ちて次々とヘルメットのシールドにあたった。

あお号(R1150RT)は静かな森の中を、カサカサと落ち葉を踏んで進む。

バックミラーを見やると、あお号に踏まれた落ち葉が舞い上がっていた・・・・・・

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御岳山も乗鞍岳も、ウソのような秋の空に、穏やかにそびえる。

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開田高原へ降りて、旧木曽街道の地蔵峠を越えた。

峠のお地蔵さまのやさしい笑み。

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ひんやりとした空気が気持ち良くて、何度も深呼吸を繰り返した。

ちょうど誰もいなかったので、お地蔵さまの傍らでコーヒーを淹れる。

お地蔵さまとの会話が弾んだ秋の午後だったよ。

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キンモクセイの頃

2010年10月04日 | R1150RT (2001) あお号

この週末も忙しかったね。

勤め人だから会社の都合もあるし

決算だったり、出張だったり・・・

人との付き合いもあったりして、結構な人生だ。

でも、ひとりでオートバイに乗って走っている時が、いちばんだね。

ほんとに楽しい。

大好きな人と他愛のない会話をしている時と変わらない。

それくらい楽しいね。

        〇

出張は大阪だったから、今回も車検明けのあお号(R1150RT)で行った。

大阪くらいだと、電車より断然早い。

ただし、駐車場でパンツになってスーツに着替える必要があるけどね。

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あお号は4回目の車検明けだったけど、

スロットルの同調を取ってもらって絶好調!

スロットルが軽くなったのかと思うくらい吹け上がりが良い。

調子に乗って飛ばし過ぎたかな?

        〇

土曜は連れだってクルマでドライブ。

秋晴れで、大そう癒されました。

帰りに阿智の「末廣庵」で蕎麦を喰ってきた。

季節のてんぷらは「しめじ」

美味!!!!!

ところで、「末廣庵」のシンボル「大将の像」が無かったよ。

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先週通った時は間違いなくあったけど。

道路にオイルの漏れた跡があったから、事故でもあって

大将の像は巻き込まれちゃったのかなー!?

        〇

さて本題の日曜日。

といってもそれ程のネタは無いんですけど、

銀ジィ(R100RSツインショック)を朝から引っ張り出す。

先週の週間予報では、日曜は「雨」ということだったので

今週は走りに出られないと思っていたけど、明けてみれば「晴れ」

なんだよー、ひとをブルーにしやがって・・・

でも、その日の天気予報も午後遅くなって雨。

ということで、午前中にぐるっと散歩して、

昼からは「日本女子オープンゴルフ」と「Moto GP」と「東海クラシック」を

酒でも飲みながらテレビ観戦するか、と走りだす。

        〇

うーん、そうは云ってもぐるっといつもの散歩コースを流してきただけ。

キンモクセイの甘い香りが充満するこの時期。

クルマの人も窓を開けて走ってね。

ほんとに幸せな気分になれるね、この季節は。

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毎年すごい量の花を付けるこの木も、今年は猛暑のせいかちょっと花が少ない。

でも、甘くさわやかな香りをあたり一面に発散していた。

あー、すnげーしあわせ・・・・・・

根が単純なんだなーと、自分で自分を褒めてやりたいよ。(褒め言葉か?)

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東へ西へ

2010年09月13日 | R1150RT (2001) あお号

先週金曜は仕事で東京へ出かけた。

東京と云うか、千葉の幕張メッセ。

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田舎の人はあの辺りを「東京」でくくる。

天気も良さそうなので、あお号(R1150RT)で行ってきた。

出がけは日差しもあって、今日も暑くなるかなーと思ってたくらいだけど

昨日の台風のせいか、空気が幾分ひんやりと感じられた。

走りだしてすぐ、愛知と静岡の県境の辺りで東の空があやしくなった。

果たして「宇利トンネル」をくぐる頃には

情報板に「三ケ日ー浜松  雨」の表示。

マジですか?こちとらカッパすら置いてきたノー天気なのに・・・・・・

しかも雲は厚くて、辺りはドンより薄暗く、雲の底が真っ黒だ。

幸い三ケ日・浜松間では雨は降らず

路面がちょっと濡れている程度ですんだよ。

静岡は全域曇り、このままなんとか関東まで辿り着きたいと思っていると

箱根の山に近付いて、いよいよ雨がぱらつき出した。

しかも結構本降りで、ヘルメットを叩く雨滴は、バチバチと音を立てる。

伝家の宝刀「ウィンドシールド」を一番上に立てて、中にもぐりこむ。

こないだ暇にまかせてシールドを磨いておいたのでシールド越しの視界はバッチし!

いやー、日々のメンテ、大切だねーーーーー

ちょうど腹も減ってきたので、足柄SAにあお号を滑り込ませた。

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それにしても足柄SA、春にリニューアルしたらしいけど

施設の広さや快適さには目を見張るものがあるね。

田舎の高速道路ではありえない「おっしゃれー」な雰囲気だ。

(と、感じるボクが田舎のクマなんだけど・・・・・・)

マクド(ナルド)とか、スタ(-)バ(ックス)のファストフードやカフェが普通にあるけど

どっちも朝から田舎のクマは入りたくない。

ちょうど美味そうなパン屋があったので、サンドウィッチを買って喰った。

雨は弱いけどまだちょっと降っていた。

ホットコーヒーが飲みたいのに自販機に無いので

結局、スタバ(略すなって)でブレンドのショート(何かうっとしいよね、この言い回し)を買う。

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何であんなに苦い、必要以上にスタバのブレンドは苦かった。

そして、何であんなに熱い、必要以上にスタバのブレンドは熱かった。

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程なく雨は上がった。

携帯で雨雲レーダーをチェックすると、雨雲は皆無。

どうやらレーダーには映らないような低くて弱い雨雲が雨を降らせているらしかった。

カッパは必要ないだろう。

足柄を出た後の東名はコース中で最も楽しい区間だね。

台風で土砂が流れ出た区間があって心配してたけど

今日はすっかりきれいに除去されていた。

でも、道路脇の防御柵にはすごいデカイ木が何本も引っかかっていてエライことになっていた。

チラッと見えた酒匂川も泥水の濁流で、まだ水は引いていない様子だったよ。

さぁ、厚木を過ぎると東京へはあともう一息。

東名は意外に流れが良くて、あっという間に東京料金所を通過した。

幕張へは何の捻りもなく(一応仕事だし・・・)3号線からC1、レインボーブリッジを通って湾岸線へ入る。

文字で書くとこれだけなんだけど、実際はJCTの度に流れが滞る。

でも、以前比べれば断然流れは良いね(C2の開通の影響かな)

久しぶり(8年ぶりか?)に昼間の明るい時間帯にレインボーブリッジを渡って、

周囲の変貌ぶりに改めて驚いた。

この都市は一体どうなってしまうんだろうね。

ヒトもクルマも何もかもが密集し過ぎているよ。

毎日見てると気付かないのかもしれないけど、明らかに度を超している気がする。

        〇

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幕張メッセでの用事もつつがなく済ませて、そそくさと岐路につく。

東名を厚木までたどって、そこから「オダアツ(略すなよ・・・)」に入った。

久しぶりだ、「オダアツ」

前に走ってから、おそらく四半世紀以上経っている。

何がどう変わったかさえ、まったく分からない。

でも、前にPAなんてあったのかなー?

以前にテレビでやってた「交通警察24時」で小田原厚木道路の白バイが印象的だったので

今日はのんびりと走った。(だってみんな制限速度なんだもん)

のんびり走っていても、箱根の山はみるみる近付いてくる。

でも、箱根のお山は真っ黒い雲を頭に乗っけてて、手強そうだよ。

「オダアツ」を終点まで走って、いよいよ今日の大本命「ターンパイク」へ。

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「TOYOタイヤ ターンパイク」

もともと東急グループの所有する私道であることは有名だけど

最近ではその所有者も変わり、ネーミングライツによってTOYOタイヤを冠している。

でもそんなことホントどうでも良いくらいこの道路はスバラスぃーーー

正直に云えば、ちょーっとストレスが貯まるかな。

なんせ制限速度の2倍くらいでは、「攻めてる!」感がまったく無いのだよ。

キリンのカタナと若造のNinnjaがポルシェを追いかけて

180km/hでコーナーに進入する場面があるけど・・・まぁそんな感じだ。(コミックですけど)

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(さりげなくBMW M3とポルシェのケイマン)

大観山のレストハウスを過ぎて、箱根峠へ登るとやっぱり小雨。

というか、箱根峠には何度も来てるけどまともに晴れてたこと無いね。

(さすがRainman

        〇

仕事だから、しょうがなかったけど

やっぱ街へ走りに行くのは、面白くも何とも無いね。

都市の道路は見慣れてないから、ちょっと面白かったりはしたけど

実際あんなの薄っぺらな作りモンだから、すぐに飽きるね。

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東へ西へ、700km。

ちっとも疲れなかったよ、案外あお号(R1150RT)の資質にはドンピシャなシチュエーションだったかな?

本当、新幹線で酔っ払って(?)行くより、疲れが少なかったよ。

        〇

翌日、元ディーラーへ。

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あお号は今、総走行距離75,000km。

4回目の車検に預けてきたよ。

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あお(R1150RT)に引かれて・・・

2010年09月06日 | R1150RT (2001) あお号

牛にひかれて善光寺参り、とは

他人に誘われ知らぬ間に善行を行う、と云う意味だけど

ひとに流されてみれば、それが結果オーライだった、なんていうことは、実際良くある。

(ちょっと意味合いが違うね)

先週、今年もあとどれくらい信州方面へ走りに出られるのか?なんて

自分で書いておいて、本当に身につまされ(?)ちまって、

急になぜだか「戸隠バードライン」を走りたいと思いたってしまった。

バードラインの入口にある「七曲り」もそそるし

善光寺の裏から上がって行くから、ついでに善光寺へ寄って

来月、手術をする知り合いに、お守りを買っていこう。

珍しく計画性にあふれた「ツーリング」だ。

        〇

なのに結局走り始めたら、いつもどおりの行きあたりばっ旅。

長野道を手前の「豊科」で下りてしまって

さらに国道19号へも入らず、国道403号線で麻績(おみ)へ向かって走り、

麻績から聖山の裾をトレースする県道12号線(丸子信州新線)を目指していた。

このルートは別名「アルプス展望道路」とも呼ばれ

その名のとおり北アルプスの白馬一帯を遠望できる。

0906_01pr12_01

ただし今日は空気が湿っていて峰にはすべて雲が乗っかっている。

ところどころ頂上が確認できるけれど、ちょっと残念だったね。

もう少し寒くなって、3000m辺りに雪がのると最高だと思うよ。

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芦ノ尻の道祖神。ここからの展望も良い。

毎年正月に作り替えられる藁の飾りが有名だね。(右端)

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        〇

途中の大岡辺りから聖山に上がれる。

でも、山を越えた反対側の聖高原の方が有名だ。

上まで上がってみたけど、何もなかった。(スキー場はあったけど)

0906_04hijiyama_2

むしろ、県道沿いのアルプス展望公園(まーここも何もないけどね)の方が

眺めが良くて、東屋もあってのんびり出来るかな。

とても静かで、東屋の中は涼しくて、つい昼寝してしまったよ。

目覚めても、相変わらずアルプスは雲の中。

0906_05alps

でもこの大岡村は山深くて鄙びていて良い田舎だ。

少しひらけた土地には田んぼがあって、すでに稲刈りが進んでいた。

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0906_07saigawa_river

大岡村(現在は長野市)から国道を目指して山を下りる。

けれどこれがハンパない屈曲路。

小さな集落をいくつも繋ぐ細く曲がりくねった道だ。

不意に視界に「犀川」の悠々とした流れが映る。

それしてもなんという美しい曲線なんだろう!

しばし時を忘れて見入ってしまったよ。

        〇

国道19号に合流して、ほどなく長野市街に入る。

案内板に導かれて「善光寺」へ向かった。

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この日も暑い日だったけど、境内は不思議なくらい涼しかったな。

知人の手術が無事に済むようお願いして、お守りを買った。

       〇

今日の最大の目的地である「七曲り」へは

この善光寺の裏山を登って行けば良いはずなんだけど

ボクの走りだす準備を興味深そうに見ていた駐車場の警備員さんに道を尋ねてみた。

彼は「バードラインへ行くなら、今はスパイラルと云う道路(浅川ループライン)がある」ので

そちらを行く方が良いと、勧めてくれたけど

前にクルマで走った七曲りが印象的で、今日はぜひオートバイで走りたいのだ、と云うと

親切にしかも丁寧にルートを教えてくれた。

とても気持ちの良い人だった。

教えてくれたとおりに進むと、教えてくれたとおりに看板があって

すんなりと「七曲り」の入口に着いた。

0906_09nanamagari01

ここ、本当に面白いよ。

ただ勾配がすごいからね。

地元の人は意外に飛ばしているし 、対向車の存在を無視してる御仁がいるからこれにも注意!

全体が屋根で覆われていて、路面はコンクリートのすべり止め舗装。

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0906_11nanamagari03

あんまり楽しいから、2往復しちゃった。

そしてここを抜けると、いよいよ「戸隠バードライン」

バードラインは 10年以上前に無料になったけど元は有料道路。

さすがに山深いルートなのにダイナミックに進んでいく。

0906_12birdline01

0906_13birdline02

まさに鳥になって山の稜線を突っ切って行くようだ。

高原の樹林帯の中をハイスピードで駆け抜ける醍醐味にあふれる。

ああ、やっぱ来て良かったよーーーーー!

すっげー気持ちいい。(これ方言かも?ものすごく気持ち良いの意)

        〇

バードラインを堪能した後、

戸隠から県道36号線で鬼無里へ向かう。

途中の展望台から戸隠連山が良く見えた。(ちょっと雲)

0906_14togakushi

鬼無里は山深い。

奥裾花自然園の水芭蕉が超有名だけど、

集落は本当に鄙びた山村だ。

子供の頃はボクの住んでいる辺りでも当り前に見られた「タバコ畑」。

久しぶりに見たよ!

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鬼無里で国道(406号)に乗り換えて白馬へ出た。

白馬も中腹の大雪渓は見えたけど、雲が多くて頂上付近は隠れてしまっていた。残念。

のんびりと車列に交じって国道148号線を南下する。

どこかでコーヒーブレークするか、と走っていると

ちょうどおあつらえ向きな仁科三湖のひとつ「青木湖」が。

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おお、なんだかボクだけ申し訳ないね、のロケーションでコーヒーを淹れる。

やばい・・・・・・帰りたくないぉぉぉぉぉ。

(帰ってきました)

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いくつも峠を越えて進む

2010年08月24日 | R1150RT (2001) あお号

早朝、すでに流れの悪い東名高速で「富士」へ飛び、

他県ナンバーのひしめき合う富士宮道路をただやり過ごし、

ようやく御坂トンネルを越えて山梨に入った時は

すでに9時をまわっていた。

山梨英和大学にむかうスクーターの女子大生共に煽られながら

石和温泉の街外れから西関東道路に入り、

国道140号線「雁坂みち」を行く。

道の駅「はなかげの里まきおか」に辿り着く頃

ようやくクルマも減り、思うような流れも出てきた。

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日差しは今日もキビしい。

オロナミンCで「元気ハツラツ」したあと、140号をさらに北上する。

        〇

雁坂峠は現在のトンネルが開通するまで未整備の国道で、

登山道様のトレールが国道指定されていたと云う事だけど、

1998年の雁坂トンネル完成以後、

甲州と北関東を結ぶ秩父往還としての役割を現代に取り戻したようだ。

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とは云ってもそこは現代土木。

地形の複雑さなど一切無視して空中を突っ切って行く。

サーッと行って、スーッと走り抜けちまって、それ程の感慨もない。

それよりも、その先の三峰山辺りの街道筋の方が、

かつての秩父往還の面影を彷彿とさせるクラシックルートで

走っていてとても楽しい行程だったね。

        〇

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今日の折り返し点はココ

「バイクの森おがの モーターサイクル・ミュージアム・おがの」

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すごく保存状態の良いオートバイばかりで、見ていて飽きなかったね。

とても魅力的な造形が多くて、機械の美しさはやはりその機能を追求した先にあるんだと感じたよ。

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R50のこのシート、座ってみたいーーー!!!

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このクラシックボクサー、フレームにタンクが吊下されてる。

でもボクが今回いちばん気になったのがコレ。

ヘスケス卿が自分の為に作ったと云われているオートバイ「ヘスケス」

タンクのエンブレムが「ニワトリ」

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ボクだったら「カラス」だな、って似たようなもんか。

それにしてもオートバイで町おこしと云うわりに、イマイチしょぼい。

行政主導だから、とかオートバイへのイメージの悪さとか、

なんだか腰が引けてる感がじわーっと町全体に漂ってる。

バイクの森にしたって、もっとオートバイが集まってるのかと思ったらそうでもない。

今日日、週末の道の駅の方がオートバイであふれてるよ。

何かもっとやり様があるんでないかい?

キャンプが出来たり、のんびりくつろげるような木陰の広場を作ったり、

オートバイメーカーごとに集まれるようなパーキングを作ったり、

ミュージアムもスペースに限りがあるのは理解出来るけど

もっと1台1台じっくり見られるようなレイアウトに工夫がほしい。

だいたいミュージアムなのに目録本さえ作ってない。

綺麗で詳細な写真入りの解説本なら絶対買って帰るよ。

話はでかいけど、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードみたいなモーターイベントが日本にも欲しいね。

やっぱオートバイが好き過ぎて、力入っちゃうから文句が増えるね。

でも試みは面白いと思うし、いちオートバイ乗りとしては期待を込めてあえて云わせてもらいましたよ。

(失礼しました、でも頑張ってください)

        〇

小鹿野からは国道299号線で

志賀坂峠・十石峠・麦草峠と次々と険しい峠を越えてきた。

小鹿野町の境にそびえる石灰岩の岩峰「二子山」は荒々しい。

とても美しいシルエットで思わず見とれてしまう。

頂上付近の絶壁はロッククライミングの対象であるらしい。

0824_12futagoyama

さらに西へ進むと「十石峠」越えの国道はあまりルートとしては一般的ではなくなる。

県道45号線で下仁田へ出て、そこから国道254号線を行く方が一般的だ。

現に大型車の通行は出来ないし、路肩の崖がせり出している個所があるので

3メートル以上の車高がある車両は物理的に通行が不可だ。

でも初めにググっと高度を上げると

峠までは上空の開けたスカイラインのようになりけっこう気持ちが良い。

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十石峠は1351m。

さっき見上げた二子山の頂は1166mなので、そこよりさらに高い。

さすがに空気はひんやりと涼しくて快適だったよ。

峠にある立派な展望台からは秩父の山並みが展望できるけど

この日はあいにく霞んでいて、妙義山の不気味な山容がようやく見えるくらいだったね。

この先佐久平に下りて、八千穂高原へ駆け上がる。

クルマは意外に少なくて、気持ち良くワインディングを楽しめた。

八千穂はその入口ですでに標高が1000mなので

気温は、「涼しい」から「寒い」に変わるくらいひんやりしている。

いつまでも暑さが続く今年の夏も、高原ではしっかりと秋が始まっていた。

女郎花が黄色い花を満開にしていたし、桜の木はすでに落葉を始めていた。

八千穂の白樺林もちょっと緑が褪せ始めているように感じたよ。

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かつての国道最高点「麦草峠」

今日の最高到達地点2127m。

あの二子山が二つ分の高さだ。

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峠をクネクネ700km。

標高の高いところが多かったせいか、とても楽に走り切れたよ。

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うんまぃ!Sweet Yellow Corn

2010年08月09日 | R1150RT (2001) あお号

朝起きて、テレビを点けてみたら、もうすでに渋滞が始まっていた。

あ、そうか。企業も夏休みなんだね。

いつもの事だけど、こちとら目的があってオートバイ走らせてる訳じゃぁないんで

渋滞になんぞハマるのはまっぴら御免ときたもんだ。

空いている県道をつないで、走ってきたよ。

0809_01tugu01

いつもの散歩コースから国道257号線へ入り北上。

田口の街並みの先、川向のワインディングへは入らずに、

県道10号線(設楽根羽線)を進む。

取り付き部分がなぜか狭いんだけど(普通最初の200m位広くて、あと急に狭くなる道の方が多いよ)

さすがに愛知県県道の10号。かなりいい感じのルートだ。

津具の集落辺りはなんと信号もある。

0809_02tugu02

とても静かな良い街だ。

山間に開けた土地は一面の水田で

ただでさえ高原の涼やかな風が、いっそう爽やかに吹きわたっていたよ。

イネはちょうど花を結ぶ時期だ。

真夏の昼間にほんの一瞬だけ咲く密やかな花で、都会の人は見たこともないだろうね。

きれい、とか、かわいい、じゃなくて

とても生命力にあふれた東洋的な美しさだとボクは感じる。

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このひとつひとつが、あのお米の一粒一粒になると思うと、とても愛おしいね。

        〇

茶臼山高原道路とクロスする折元峠のすぐ先に

道の駅「つぐ高原グリーンパーク」がある。

ちょうど良い日陰があったので、あお号(R1150RT)を入れさせてもらう。

なんとお誂え向きなベンチも完備だ!

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さすがに家族連れが多くて、一人ぼっちはボクくらいだ。

でも楽しそうな子供たちの様子を見ていると、

無邪気に楽しかった子供時代の事を思い出すからかな、

自然にこちらも気持ちが和むから不思議だね。

        〇

急にトウモロコシが食べたくなって

麓に下りて道の駅「アグリステーションなぐら」に寄る。

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なんちゅー甘さ!

お腹が空いてたこともあって、グワシグワシと一気にたいらげた。

あんまりおいしかったんで買って帰ろうと思ったら、すでに売り切れ。

店の入口の大きな平台に一杯あったらしいけど、すごい人気だ。

なんだか諦めきれずに平谷の道の駅に向かう。

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満開のヒマワリが出迎えてくれたけど、

こっちもやはりすでに売り切れ(白いヤツはまだいっぱいあったよ)

今度はもっと早く来よう

        〇

国道153号線を戻ってもおもしろくないので

平谷の交差点から国道418号線へ入った。

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上村川の流れは雨を集めると非常に激しくなるけど

今日はとても穏やかで澄んでいた。

国道の急な下り坂にほぼ沿って流れているので

川は相当な急流のはずなのに、不思議と穏やかな表情を見せる。

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あまり走ることのないルートだけど(この日はオートバイと1台も行き会わなかったよ)

渓流に沿って走る良いルートだね。

また来週、トウモロコシ買いに来ようかなー

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