ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

旅するDNA

2006年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

前に旅するようにプログラムされたDNAを持っている・・・云々、と云う話をここに書いたが、今日、本屋で「松浦武四郎」の名を目にして、またそのことに思いが巡った。

ボクの親父は三重県松阪市(旧一志郡嬉野町)の生まれだ。

松浦武四郎とは、根っからの旅人、いや今で云う冒険家か探検家で、なんと松阪の出身だ。北海道の命名者として知られている。

小学校の時、課題図書になっていた「白い大地」で、ボクは彼の名と彼の偉業を知り、子供ながらにいたく感動した。

親父の実家は、近鉄伊勢中川駅に程近い「黒田」と云うところの出身だが、そこから数キロのところに武四郎の生家が今も有り、記念館も近くに出来ている。そのことはつい最近知った、まだ訪ねていない。

三重県には他にも超有名人の「松尾芭蕉」という偉大な旅人がいる。

旅とは無縁だが、国学者の本居宣長も松阪の人だ。古事記伝が有名だが、「もののあわれ」という感覚を評価したのもこの人がはじめだと思う。

何が云いたいか。

三重は旅人の血が濃い。ボクの中にはこの三重県の血が流れているのだー。って大袈裟だね。

生産には何も役立たないこんな能力、ひとに自慢できないけど、ボクは好きだなこういうの。この人たちと同じ血が流れているならホントうれしい、ワクワクする。

もちろん、彼等の功績は「ムダ」なんてことはまったくなくて、そのことは時が証明している。

ブラブラそこら中ほっつき歩いてるボクの足跡はいったい何の役に立つのか、いやいや、立たないでしょ。

あー、何か役に立てば良いのにねー。

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